GLEAT3日の横浜大会で、G―REX王者のエル・リンダマン(30)に挑戦して敗れたCIMA(47)が胸中を吐露した。

 不穏な空気漂う王座戦が決まったのは、9日の後楽園大会だ。中嶋勝彦を破り、G―REX王座返り咲きを果たしたエル・リンダマンから、横浜大会でのV1戦の相手に指名されたCIMAは「お前との試合がこのリングでの最後の試合や」と退団を示唆しつつ激高。その後「この団体が俺に何をやらせたいのかわからないです。俺も何をやったらいいかわからない」と吐露していた。

 だがその後、団体からWEBサイト上で「CIMA選手本人より契約期間内(2025年12月31日まで)は弊社側に一任すると決意表明をいただきました。弊社の希望として、11月3日 横浜BUNTAI大会以降も出場していただきます」と発表。そんな予断を許さない中、この日のゴングが鳴らされた。

 試合はCIMAが意地を見せて攻め込む展開が続く。さらに中盤にはターンバックルを外したコーナーに額から激突させ、

エゲつないメテオラをリンダマンの後頭部に放つCIMA
エゲつないメテオラをリンダマンの後頭部に放つCIMA

リンダマンを流血に追い込んだ。終盤にはトドメのメテオラを狙いコーナーに上がったが、リンダマンに雪崩式エクスプロイダーで叩きつけられて動きが鈍くなる。ここから一気に畳みかけられて原爆固めを連続でくらい、3カウントを聞いた。

 試合後、CIMAは観客席に深々と礼をしてリングを降りた。その後、コメントスペースに姿を見せると「10月9日、後楽園からこんなに怒りを覚えてこんなに腹わた煮えくり返って、こんなに不安な日々を送ったのはプロレス生活28年で初めてや。なんで今やねん」と吐露。

 改めてビッグマッチで王座戦を戦ったことに「なんでこのタイミングで俺やねん。CIMAがスーパーカーとして走ってたのは15年、20年前や。そのCIMAを超えないとリンダマンは意味ないんや。結果が全てやから。一歩ずつ、一段ずつ。東京で言うたら新木場さんがあって新宿フェイスさんがあって後楽園ホールがあって。そっからやろ、リンダマン。焦るなよ」と話す。

 さらにリンダマンに「俺がスーパーカーとして走ってたのは20年前や。かつてのスーパーカー相手に何の試運転もせずに前哨戦もなしにいきなりMEGA(横浜大会)の意味わかってるやろ? GLEATが1年で一番、力を入れてる大会やろ。なんで俺やねん!」と口にした。

リングに一礼するCIMA
リングに一礼するCIMA

 また、怒りの理由について「7月に3日前に電話かかってきて中嶋選手とシングルをやって、そこでも俺は負けた。10月9日のリンダマン対中嶋勝彦。G―REXやろ。その時に、一言でよかった。『中嶋勝彦が防衛したらMEGA(横浜大会)で再戦しませんか? リンダマンが勝ったら挑戦しませんか?』。それだけです。それがなかったんで、ファン、選手、会社。誰も幸せにならない結果になった」と述べた。

 さらに今後についてCIMAは「プロレスラーCIMAとしては今すぐ家に帰って充電に入りたい。でも、1契約選手としては、契約をほっぽり出して行くわけにいかんから。12月30日、契約が残ってる限りGLEATでやっていくし。このコメントを聞いて、鈴木(裕之)社長! ほんまにGLEATが仕掛けていくんだったら、一歩ずつやと思いますよ。素晴らしい選手、たくさんいてるから。本当のGLEATを作っていってくれよ。俺は間に合わんかったよ」と力説し、コメントスペースを去った。