カリスマを巡り、GLEATが揺れている。

 激震が走ったのは、9日の後楽園大会だった。G―REX王座返り咲きを果たしたエル・リンダマンが11月3日、神奈川・横浜BUNTAI大会でのV1戦開催を宣言。その相手に指名されたCIMAは受諾するも「お前との試合がこのリングでの最後の試合や」と激高だ。その後「この団体が俺に何をやらせたいのかわからないです。俺も何をやったらいいかわからない」と吐露した。

 それから2週間が経過した23日に都内で取材に応じたGLEATの鈴木裕之社長は、CIMAとメールで連絡こそとっているものの「11月3日とそれ以降については、お互い今は触れずという感じです。必要最低限のことをやりとりしている」と話す。

 では、その怒りを団体としてどう受けとめているのか。鈴木社長は「いろいろ、はらんでいたと思います。CIMAはGLEATを、今までの(自分の)経験と、会社の考えを併せ持った唯一無二のプロレス団体にしようと最前線で尽くしてくれました。その中で、お互いのプロレス観に〝違い〟があると理解することも少なくありませんでした」と明かす。特に昨年6月の名古屋大会以降、大きな負担をかけていたとして「経営手法もCIMAが過去経験してきた団体と大きく違えど正しいと共感してくれていましたが、アジャストするのは大変だったと思います」と心中を察した。

 そうした積み重ねが表面化したのが9日だった。鈴木社長は「興行の責任は私にあるので、もちろんCIMAが言いたいことはわからなくもない。だけど、私の心情としてはリンダマンに向き合ってほしいというところが、あの日の率直な思いでした」と振り返った。

 その上で11月3日以降について「契約期間はもちろん、それ以降も一緒にGLEATしてほしいです」と熱望した。ただ、一方で「私は、CIMAがCIMAらしくあってほしいというのがあるので。彼が『違う』というものに対して引き止めるのもまた違うかなと、毎日、自問自答している状態です」と胸中を語った。

 25日の大阪・梅田スカイビル大会でCIMAは何を語るのか。鈴木社長は「どうなるかというのが正直なところです」と語ったが、果たして…。