さながら相手の鷹打線は「合わせ鏡」ということか。阪神は21日に甲子園で一軍全体練習を実施。パ・リーグ王者のソフトバンクと対戦する日本シリーズ(25日開幕、みずほぺイペイ)に向け、最終調整を行った。
両チームともに強力打線と盤石な投手陣でレギュラーシーズン、クライマックスシリーズを勝ち上がってきた。そうした背景の中、虎投手陣は「ホークス打線は自分たちに似ている」と警戒感を強めている。
自軍には近本&中野の1・2番コンビに加え、森下、佐藤輝、大山の最強クリーンアップが控える。一方のソフトバンクも、俊足の周東、勝負強い中軸、つなぎを意識した下位打線と、スキのない打者がズラリと並ぶ。
今季最多勝&最高勝率&最多奪三振の〝投手3冠〟に君臨したエース右腕・村上頌樹投手(27)は「柳町さん、柳田さんとクリーンアップを打ってる選手がしっかりしてるので、注意しないといけないし。そうなると、その前のバッターも大事になる」と冷静に分析。「お互いのチームが同じような感じだと思うし。1、2番が出て3番以降につながれたら大量点を取られる可能性があるので、そこは気をつけながら投げたいですね」とも続け、表情を引き締めた。
さらに虎3年目左腕・大竹耕太郎投手(30)も、2022年まで所属した古巣の印象を「どこからでも得点力がありますし、周東が足でかき乱すこともできる。全体的にバランスが取れていて、長打を打てる人もいれば、しっかりつなげる人もいる」とし「そういう意味ではウチに近いなと感じます」とも語る。
投打ともに優れた両軍がぶつかる頂上決戦。藤川球児監督(45)は「自分たちの野球をやるだけ」と自然体で臨む構えを示す。虎の投手陣が〝共鏡〟とも評せる鷹打線をどう封じるかが、勝敗を左右する大きなキーポイントとなりそうだ。













