怪物右腕でも白星はつかめなかった。11日の日本ハムとのクライマックスステージ初戦(エスコン)はシーズン終盤から勢いづく山下舜平大投手(23)がCS初のマウンドに上がり、最速158キロの剛球と落差あるフォーク、カーブで日本ハム打線に立ち向かうが、2回に一死三塁から万波に左前に運ばれて先制点を許すと、4回には高めのフォークを郡司に左翼席に運ばれてしまう。

 腰のリハビリで戦列に入れず、9月7日の日本ハム戦で復帰。27日の楽天戦で388日ぶりの白星を上げ、9月の3度の登板で30奪三振と〝グレートカムバック〟を果たした。「チームに勢いを与えたい。力を出し切りたい」と満を持してのマウンドだったが…。

 6回を92球投げて6安打、2失点、5奪三振、無四球と力投した山下は打線の援護ないままに無念の降板となった。山下は「最初は力んでしまったんですが、投げていくうちに徐々に力が抜けてカーブやフォークも使いながらうまくカウントを進められていたところもあったのですが…。それだけに点を取られてしまったところがただただ悔しいです」と振り返った。