阪神・佐藤輝明内野手(26)が「40本塁打&100打点」を達成した。今季最終戦となった2日のヤクルト戦(甲子園)に「3番・三塁」で先発出場。まず初回一死三塁から左犠飛を放って100打点をマークすると、3点リードで迎えた5回にはタイガースの歴史に名を残すメモリアルアーチをぶっ放した。
「楽しもうという感じでいってました」という虎の主砲は、一死二塁から元同僚・青柳の初球、141キロの外角直球をフルスイングで捉えた。高々と舞い上がった打球は、逆浜風の後押しも受けて右翼ポール際中段に突き刺さる40号2ラン。ラストゲームでの「40―100」達成に、甲子園は割れんばかりの大歓声に包まれた。
「40―100」は球団史上、2010年にブラゼルが記録した47本、117打点以来、15年ぶり。40本塁打は阪神の生え抜き選手として1985年の掛布雅之以来、40年ぶりの記録となった。
試合後は「平常心を保とうと頑張ってましたし、ホントにホッとしてます。プレッシャーというか、達成したいという気持ちもあったのでうれしいですね」と満面の笑み。重圧と戦い抜いたレギュラーシーズンに最高の形でピリオドを打った。
そんな虎の背番号8の甲陵中学時代の恩師で、同校野球部の監督を務めていた西川和秀氏は「本塁打王を取るだろうなと思っていました。大きなケガせず1年やってきて、これだけ本塁打を打ってるのはすごいこと」と称賛した。
教え子時代は「自分を持っていて、周りに一生懸命やっているのを見せないタイプ」(西川氏)だったという佐藤輝は、将来的な米・メジャーリーグ挑戦も夢に掲げている。
恩師は「英語しゃべれるのかな…っていうところはありますが」と苦笑いを浮かべながら前置きしつつ「勉強するタイプだったし、マイペースにやっていくんじゃないかなと思います」と太鼓判。「いつか挑戦したいという思いがあるならば、素直に応援したいですし。素晴らしい選手が多い中で活躍して、やり切ってほしいですね」と教え子の将来の夢に向けても背中を押した。
プロ5年目で40発&100打点の大台に到達し、国内屈指のスラッガーとなった佐藤輝。聖地で響かせた豪快弾はやがて海を越え、夢の舞台へと続いていくはずだ。












