いざ、大台到達へ――。巨人・田中将大投手(36)が25日にジャイアンツ球場で行われた投手練習に参加。次回先発が予定される28日の広島戦(マツダ)に向けて入念に調整した。

 前回登板した21日のヤクルト戦(神宮)で日米通算199勝目をマーク。ついに王手をかけた右腕は「この何年間、200勝というところをずっと意識したり、させられたりする部分はあった。そこはずっと意識してきている。突然現れたものでもないし、だからいつも通りって感じですね」と率直な心境を明かした。

 田中将本人はもちろん、球団としても待ち続けた大きな節目。28日の試合には大きな注目が集まるが、チーム内では早くも「その先」にも期待が寄せられている。

 チーム関係者の一人は「野球選手である以上、年齢による出力や体力の衰えは誰しもあるが、メカニックの部分は関係ない。そういった点で言うと、マー君は投球の精度なども含めてしっかり修正して成果を出してきているし、来季はさらなる上積みがあってもおかしくない」と語る。

 投球スタイルは変化しても来季以降も進化するとみており「個人的には投手の36歳はまだまだ老け込む年齢じゃないってことを見せてほしいし、彼ほどの投手ならできるはず」と背中を押した。

 また、後輩の若手投手からはこんな声も…。「菅野さん(智之=現オリオールズ)がいなくなった今、困った時に頼れる生き字引のような先輩は田中さんだけ。分からないことを聞きに行っても何でも教えていただけるし、イジられキャラになって雰囲気を盛り上げたりもしてくれる」。親しみやすさに触れた上で「ピリついた雰囲気の時も、田中さんはいい意味で変わらないし、動じないんですよ。『夏場はベテラン』とよく言うけど、この時期に田中さんがいてくれると安心感が違いますから」と若手選手主体の投手陣に与える好影響を強調した。

 待望の200勝まであと1勝となったが、田中将にとっては通過点にすぎないのかもしれない。