ドジャースの大谷翔平投手(31)は25日(日本時間26日)から敵地ボストンでのレッドソックス3連戦で38号を放つなど12打数4安打1打点。しかし、救援陣には無安打と完璧に封じられた。そのポイントをレッドソックスの3投手に聞いた。
ドジャースが5―2で勝った25日の初戦、7回一死無走者で対戦した左腕のクリス・マーフィー投手(27)のポイントは「配球」だ。初球、94・8マイル(約152・6キロ)の内角高めに大きく外れたストレートを空振り。「ホームプレートからかなり離れていて、(右方向に)引っ張ろうとしているように見えたので、よし、内角を攻めよう」
2球目、ほぼ真ん中だったが、95・3マイル(約153・4キロ)の高めいっぱいのストレートも空振り。その後、ボールが3球続いてフルカウントの6球目、内角高め、96・1マイル(約154・7キロ)のストレートで空振り三振を奪った。
マーフィーは4球目に投げた80・3マイル(約129・2キロ)の「スイーパーがカギになったかもしれない」と振り返った。「もし、また対戦することがあれば、それはタフなものになる。別の配球パターン?チェスと同じで別の手を使うかもしれないし、同じような手を使うかもしれない(笑い)」
レッドソックスが4―2で逆転勝ちした2戦目、7回から2番手として登板したベテラン左腕のジャスティン・ウィルソン投手(37)はスライダー主体の配球で大谷にバットに当てさせることなく、空振り三振に仕留めた。ポイントは「外角低めのスライダー」だ。
2点リードの7回一死無走者。初球、内角高めの89・4マイル(約143・9キロ)のスライダーで空振りを奪ったが、2球目と3球目に投げた「ストレートが(大きく外れるボールとなり)フルカウントを作ってしまった」とするも。だが4球目とフルカウントからの6球目、いずれも89・2マイル(約143・6キロ)のスライダーを外角低目に投げきった。「スライダーで空振りを取ることができたが、今日は良かったということ」と逆に気を引き締めた。
レッドソックスが4―3で逆転勝ちを収めた第3戦、グレッグ・ワイザード投手(30)は1点リードの6回に3番手で登板し、一死二塁で大谷と対戦。「読みを外して」抑えた。
初球、めったに投げない80・7マイル(約129・9キロ)のカーブが外角に外れボール。2球目、内角高めの93・8マイル(約151キロ)のストレートはファウル。3球目、86マイル(約138・4キロ)のチェンジアップは内角低めに外れボール。4球目、93・7マイル(約150・8キロ)の胸元をえぐるストレートでファウルを奪いカウント2―2に。
「いい打者を相手に、ここで本塁打を打たれちゃいけないとか、そういうマインドセットならもうその時点でバトルに負けているようなもの。マウンドではアタックするだけ」と話すワイザードは5球目、外角高めいっぱいめに投げた93・1マイル(約149・8キロ)のストレートで空振りを奪い、フェンウェイ・パークのスタンドを埋め尽くした満員のファンを熱狂させた。「多分、彼の頭の中には内角とか、スライダーがあったのかもしれない」と振り返った。












