〝貧打地獄〟の出口はどこに――。広島は15日のDeNA戦(マツダ)に0―1で零封負け。今季ワーストタイの7連敗を喫した。
先発した床田が8回に桑原にソロを浴びると、打線にその1点をひっくり返す力はなかった。相手先発・東が降板する8回までわずか3安打。借金が「5」まで膨らんだ新井貴浩監督(48)は「捉えた当たりもあったんだけど、やっぱりいいところに投げている」と相手をたたえるしかなかった。
得点力不足がチームの失速に直結している。16試合連続の3得点以下は球団史上66年ぶりとなる不名誉記録。なぜここまで機能不全に陥ってしまったのか…。複数のライバル球団関係者が「そこからじゃない?」と指摘しているのが、首位打者だったファビアンの打順変更だった。
首脳陣は打撃が好調だった新助っ人にチャンスメークを託し、6月末まで主に2番で起用していた。ただ、走者をかえすために4番や3番に配置換え。すると、今度は代わりに2番に入った選手たちが安定しなくなり、のべ9人を起用した。ファビアンを中軸に動かした6月29日以降は14試合で17得点と低迷し、チームも3勝9敗2分け。2番で起用していた同18日からの7試合では26得点、1試合平均3・7得点だったことを踏まえれば、打線が冷え込んでしまったことは明らかだ。
もっとも、ファビアン自身の〝波〟も影響している。2番だった時期は7試合で3本塁打を含む12安打、8打点。打順が変更された後は14試合で長打は2本、3打点で4試合連続無安打と下降線をたどっている。
打線が機能していた頃の打順に戻すのか、ファビアンを動かさずに別の打開策を練るのか。試行錯誤できる時間も、徐々に少なくなってきている。












