阪神は5日のDeNA戦(横浜)に3―0で快勝し、一気呵成の7連勝。先発デュプランティエがわずか108球でベイ打線を3安打完封し、5勝目をマークした。
「7番・遊撃」として今季2度目のスタメン出場を果たした熊谷敬宥内野手(29)が4打数2安打3打点。矢野→岡田体制下では「守備代走要員」としてみなされていた男がプロ8年目にして新たな姿へ生まれ変わろうとしている。
4回二死一、三塁の好機で迎えた第2打席では左翼フェンス直撃の2点適時三塁打。無死一、三塁の第3打席でも右前に渋く落とす適時打をマーク。試合後はヒーローインタビューにも選ばれ、「(スタメン起用には)ビックリしましたが、いつも準備しているので。いつも通りにできたと思う」と白い歯をこぼした。
前夜4日のカード第1戦終了後「選手たちはそれぞれの役割を果たしてくれているし、また、役割を増やそうとしている」と語っていた藤川球児監督(44)も「何歳からでも、現役が終わるまでチャンスはある。30歳を超えてレギュラーになった選手もいるし、ピッチャーもそう。諦めることなく現役が終わるまで成長し続けようとしているところを自分たちはじっくり見ている」と静かに刀を研いできた男の奮闘を称えた。
今季の虎の遊撃は、小幡と木浪がその定位置を争う構図となっていたが、熊谷という「第三極」の出現は、チーム力の底上げという観点からも頼もしい。先入観に捉われない新指揮官の決断が、大型連勝をまたひとつ伸ばした。












