セ首位の阪神は22日のソフトバンク戦(甲子園)に1―3で惜敗。2位・DeNAと3・5ゲーム差のまま交流戦を終えた。
スコアレスの4回二死無走者から中野とヘルナンデスが連続失策を犯して二、三塁のピンチを背負うと、次打者・ダウンズに決勝の2点適時打を献上。1点差に追い上げて迎えた7回無死一、三塁の絶好機もスクイズ失敗などが響き、得点につなげられなかった。
拙守&拙攻の自滅で接戦を落とした格好だが、試合後の藤川球児監督(44)は終始平静を保った。立て続けに発生した守りのミスについては「中野は今季初めての失策だったので仕方ない。ヘルナンデスも正面で正対して捕ればよかったですが、これはベンチの責任」。1点を取りきれなかった7回の攻撃についても「後悔は全くない。これが野球ですから」と笑みを浮かべながら言い切った。
7連敗の泥沼にハマり込んだこともあり、交流戦は8勝10敗。指揮官は「パ球団の投手層、特にリリーバーたちの厚さを感じた。戦術で何とか接戦に持ち込んだり、(自軍投手に)連投してもらったりでやってきましたけど、力負けですね」と素直に白旗をあげたが、その表情からは余裕のようなものすら漂った。
この日の試合前練習中にも虎番記者たちとの雑談に応じた藤川監督は「パ球団との対戦は、こちらが持っている情報量が少なかったので苦しいところもあった」との心境を明かしていたが「まあ、またリーグ戦が始まってからですよ。セ・リーグ相手なら情報も多いですし」。27日のヤクルト戦(神宮)から再開するレギュラーシーズンには静かな自信をのぞかせていた。
勝ち戦の後も、負け戦の後も、一軍の将として感情を出さぬように努めている藤川監督。白刃の下を何度もかいくぐってきた元・火の玉守護神だけに、鉄火場でのポーカーフェースはお手の物だ。鉄仮面の奥に隠れている真情はVへの強い自信からなのか、それとも――。












