巨人は1日の中日戦(バンテリン)に1―4で敗れ、貯金4のセ3位で3日からの交流戦に臨む。

 同点の8回に4番手・大勢が痛恨の暴投で勝ち越しを許し、カリステの2点適時打で万事休した。とはいえ、打線は初回に1点を先制して以降は無得点。2回と6回に得点圏に走者を進めたが、決定打が出なかった。試合後の阿部慎之助監督(46)も「なかなか僅差のゲームがずっと続いているし、ピッチャーがしんどい時期に来てると思う。何とか野手が奮起しないとダメなんじゃないかな」と攻撃陣にカツを入れた。

 とはいえ、ペナントレースを左右する交流戦を前に28勝24敗1分けで勝率5割以上をキープ。Aクラスも死守しており、おおむね順調といえそうだ。今後は3週間にわたってパ球団との対戦が続くが、外から見た阿部巨人はどう映っているのか。パ球団関係者の一人は「8回と9回は盤石。何よりいい投手ばかりだよね」と明かした。この日こそ勝ち越しを許してしまったものの昨季までの守護神・大勢、24試合に登板してセ最多の20セーブで防御率0・00を誇るマルティネスのリレーは、やはり脅威となっている。

 だが、攻撃陣には〝弱点〟を見いだしているようだ。前出関係者は「気を抜いたらいけないけど」と前置きしつつ「(打線が)怖くないということではないけれど、去年みたいな打線ではないからラッキーというか…。(抑えるのが)楽かなと思うチームも多いのでは」との見解を示した。

 主砲で不動の4番だった岡本が5月6日の阪神戦(東京ドーム)で左ヒジの靱帯を損傷。長期離脱を余儀なくされただけでなく、打撃不振だった坂本と長野も二軍で再調整を続けている。岡本と坂本は長年レギュラーとしてスタメンに名を連ね、長野も代打の切り札としてスタンバイしてきた。仮に対戦時に不調だったとしても、長年積み上げた実績から想像以上のプレッシャーをかけていたという。

 だが、今年の交流戦には〝完全体〟からかけ離れた形で突入する。パ球団に見抜かれた穴を補い合えるのか見ものだ。