日本ハムが先月31日のロッテ戦(エスコン)を4ー3と劇的な逆転サヨナラ勝ちを納め、3日から始まる交流戦(対阪神)前の〝首位ターン〟を確定させた。

 日本ハムの交流戦前首位は2015年以来、実に10年ぶりのこと。そんな快進撃に新庄剛志監督(53)も「交流戦前首位? 相手(阪神)も首位ですもんね」とニンマリ。続けて「日本シリーズだ(笑い)。テレビ局はもう大喜びで。久しぶりにタイガースの応援も聞けるしね。楽しみです」と冗談を交えながら、早くも古巣との直接対決から始まる交流戦の戦いを見据えている。

 だが、チームの成長を実感するためにも、勝利しておきたいのが交流戦前最後のリーグ戦となる1日のロッテ戦(エスコン)だ。

 現時点で日本ハムの貯金は「8」あるが、実はこの数字は昨年の交流戦前(貯金7)と比べてわずかに「1」多いだけ。仮に1日の試合に負ければ交流戦前の貯金数は昨年と同数になる。この貯金数が決して悪いわけではないが、新庄監督は毎年、各選手とチームの成長を最重要課題に掲げている。そのためには昨年以上の数字を残した上で、交流戦に臨みたいのは間違いない。

 しかも昨年はパ・リーグ対戦の最後の試合を落とし、交流戦に突入。最初のカードだった阪神戦(甲子園)こそ連勝も、直後から投打の歯車が噛み合わなくなり、急失速を強いられた。同じ失敗は繰り返したくないだろう。

 サヨナラ勝ちを納めたとはいえ、31日の試合では内野陣にミスが連発。一時は敗戦ムードも漂った。新庄監督もこの試合内容には「(1点リードの5回に二塁手・石井の)イージーゴロからやっぱり3点取られるから。(野球の流れは)恐ろしいですよね」と険しい表情で語ったほど。

 そんな暗雲を交流戦前に一掃し、改めて勢いに乗るためも…。1日の一戦は「快勝」が必須と言えそうだ。