広島は31日、阪神に0―2で今季6度目となる完封負けを喫した。
5月は4試合で2完封と絶好調の先発・床田が、わずか1失点に泣いた。立ち上がりから「いつも通り、良かったですね。真っ直ぐに関しては」と最速148キロの直球、カットボール、チェンジアップ、ツーシームと多彩な球種で、4回まで虎打線を無安打に。2戦連続完封もよぎるほどの快調なテンポが唯一、乱れたのが、5回だった。
二死一塁から8番・木浪にカットボールを左中間へ弾き返され、打球がフェンスまで到達する間に一走の生還を許し、先制点を献上。この1球はこの日の左腕にとって「曲がり切らずにスッと回転だけで行っている感じだった」と、変化球の数少ない投げミスでもあった。
とはいえ、8回まで敵打線に痛打を許したのは、この回のみ。8回97球、2安打1失点の投球を文句なしの好投だった。
対照的に精彩を欠いたのは赤ヘル打線だ。苦手の阪神先発・大竹をまたしても打ちあぐねた。敵左腕の投球フォームと、球種の急速差に完全に翻ろうされ、8回途中まで連打はなく、わずか4安打、90球と術中にはまり、無得点。8回まで敵打線を最少失点に抑えた床田の好投に応えることはできなかった。
9回には2番手・中﨑が大山に右前に2点目適時打を喫し、万事窮した。新井監督は試合後「きょうは捉えた当たりも多かった」と努めて前向きに振り返ったが、これで虎の左腕には通算1勝11敗。完全にカモにされている。












