巨人が23日のヤクルト戦(東京ドーム)を5―0で制し、5月初の3連勝。甲斐拓也捕手(32)の先制適時打と好リードが勝利を引き寄せた。
執念の粘りを見せた。両チーム無得点の4回一死一、三塁のチャンスで甲斐が打席に入るとヤクルトの先発・山野と対峙。粘り続けること10球目、116キロのカーブをうまく中前にはじき返し、貴重な先制点を獲得した。均衡を破る一打で打線に火が付き、この回は一挙4得点。正妻の好リードに乗せられた先発・赤星も自身初の完投&完封で今季3勝目を挙げた。
試合後の監督会見には阿部監督の〝珍指令〟により、甲斐「監督代行」が登場。史上初の珍事に「僕も初めてのことなので…」と戸惑いを隠せずにいたが「完封という形でよく投げてくれたなというふうに思いますし。ただ、赤星の力を考えれば、もっともっと目指すべきところがあると思うので、僕は今日の試合に満足せずにね、もっといい投手になってほしいなと思うんですけど」と監督さながらの満点回答で応えた。
自らも精密なバットコントロールで勝利に貢献。ただ、細やかなのは打撃技術だけではなかった。あるチーム関係者は「拓也はとにかく部屋がきれい。遠征先のホテルとかだと疲れて散らかしがちになっちゃうけど、彼は野球道具から歯ブラシに至るまですべて置く場所を決めてきっちり整理整頓している。チームで一番きれい好きなんじゃないですかね」と意外な素顔を証言。
甲斐本人に直撃すると「そんなこと誰に聞いたんですか(笑い)」と一瞬面食らいながらも「確かに部屋は整理している方だと思います。物の置く場所もこだわりはありますし、じゃないと落ち着かない性格なんで」と事実であることをしぶしぶながら認めた。
部屋の乱れは心の乱れ――。前出関係者も「拓也は道具の手入れも毎日かなり時間をかける。そういった日々の小さな積み重ねがグラウンドでの活躍につながっているのでは」と補足する。「掃除の達人」として知られる「こんまり」こと近藤麻理恵氏も顔負けの整頓術が、名捕手の礎となっているようだ。












