WWEの〝海賊王女〟カイリ・セインが約5か月ぶりに戦線復帰。怨敵相手に復帰戦に臨んだが、まさかのアクシデントが起きた。
昨年12月16日のロウで、当時抗争していた「ピュア・フュージョン・コレクティブ」(ソーニャ・デビル&シェイナ・ベイズラー&ゾーイ・スターク)に、バックステージで襲撃され右手を負傷し、長期欠場に入った。カイリの「X」によると、親指の靱帯断裂で今年初めに手術したが、4月上旬に完治を報告。復帰が近づいていることを明かしていた。
19日(日本時間20日)のロウ(グリーンビル)を前に、WWEはPLE「マネー・イン・ザ・バンク(MITB)」(6月7日=同8日、カリフォルニア州ロサンゼルス)で行われるMITBラダー戦予選のトリプルスレットマッチ(3WAY戦)で、カイリが復帰すると発表した。しかも対戦相手は前女子世界王者の強敵リア・リプリーと、カイリを襲撃した怨敵ゾーイだ。カイリが欠場している間に、ソーニャとシェイナはWWEから解雇されており、ゾーイとはいきなり遺恨決着戦となった。
「ダメージCTRL」ではなく、自身のテーマ曲「Voyager」とコインを投げるパフォーマンスで入場。ゴングと同時に遺恨のあるゾーイに突進されたが、リアをフライングヘッドシザーズで投げ捨てて復活をアピールした。さらに場外に落ちたリアに攻撃を仕掛けようと振り向いたところで、ゾーイがトップロープから得意のミサイルキックを放った。
ところが…。カイリに命中するも着地に失敗したようで、右ヒザを抱えたままリングを転げまわった。すかさずドクターがチェックに入り、試合が中断。古傷のヒザを負傷したゾーイはドクターに抱えられ、退場となった。ゾーイが棄権したため、3WAY戦が試合途中でカイリ vs リアのシングル戦へと変更される緊急事態となった。
カイリはリアの猛攻をくらったが、バックハンドブローからドロップキック、エルボーアタックで反撃。さらに空中弾を狙うも、リアのドロップキックで打ち落とされた。何とかエルボーの打ち合いに持ち込み、再びバックハンドブロー。これをかわされると、ヘッドバットからリップタイド(変型ボム)で叩きつけられ3カウントを聞いた。
復帰戦を勝利で飾れなかったカイリだが、自身のX(旧ツイッター)には「また顔を合わせられることを心から願っている。順調な回復を願っている」などと記し、故障を再発させた怨敵ゾーイを気遣った。これにはWWEユニバース(ファン)から「カイリ、君は本当に優しい心の持ち主だ」「ゾーイのひどいケガの後、試合を続けるのは大変だったろう」「プロフェッショナル。君たちに敬意を表する」などと、賛辞の声が上がっていた。
この日のロウは「ABEMA」にて放送された。












