陸上女子走り高跳びで2024年パリ五輪金メダルのヤロスラワ・マフチフ(23=ウクライナ)が祖国への思いを明かした。

 ロシアは22年春にウクライナへの軍事侵攻を開始し、現在も終息のメドが立っていない。13日には都内で男子同種目の日本記録保持者・戸辺直人(33=JAL)と対談し、マフチフは「ウクライナから離れている中で、私を支えてくれているのは家族、友人やチームのメンバーです」と感謝を口にした。

 ロシアによる侵攻が始まった際はウクライナにいたが、その直後には世界室内選手権に出場して優勝。競技を通じてウクライナ国民に勇気を届けている。「いつ帰って来られるのかわからなかったけど、お父さんは『試合に出場してくれ』と言われた」と当時を振り返った上で「今競技をやっているのはウクライナの人たちのため」と声を大にした。

 現在はセイコー・ゴールデングランプリ(18日、東京・国立競技場)に出場するために来日しており「今季の記録より高く跳びたい」と気合十分。9月の世界選手権(東京・国立競技場)に向けて、同じ日本の地で勢いをつけたいところだ。