巨人が一大事に見舞われている。不動の4番打者・岡本和真内野手(28)が6日の阪神戦(東京ドーム)で右ヒジを負傷。7日の同戦から主砲不在での戦いを余儀なくされた。

 悲劇が起きたのは初回の一塁守備。中野の犠打を処理した三塁手のルーキー・浦田の送球が本塁側にそれ、腕を伸ばして捕球した岡本のミットと中野が激しく交錯した。岡本は苦悶の表情を浮かべたまま緊急交代となり「左肘筋損傷」と診断された。

 球団OBで監督も務めた野球評論家・堀内恒夫氏(77)が7日、自身のブログを更新。堀内氏は「捕球しようと伸ばしたグラブを持つ左腕が変な曲がり方をした瞬間『ダメだ』と思った」とし、痛々しいプレーが起きた要因について私見を記した。

「原因は何かと聞かれたらランナーと交錯するところに投げた浦田の送球ミスである。交錯するところにボールは投げない。これが内野手の基本だからだ。岡本は感覚でわかったかもしれないが 捕ってやることに必死で無理をしたのかもしれない」

 ただ、レジェンドOBの見解はこれで終わらなかった。「でも、最終的には浦田をサードで起用した首脳陣の責任 そうなるだろうね。新人選手を使うということは何かしらのミスが起きると想定するもんでね しかも、浦田の本職はショートなんでしょ。より確率は高くなるよね」。浦田はこの日がプロ初のスタメン出場で、起用を決断した阿部慎之助監督(46)らコーチ陣に責任があるとした。

 とはいえ、岡本の離脱を悔やんでばかりいてもどうにもならない。堀内氏は代役の4番に「岡本の代わりはいないんですよ。岡本はもともと体が丈夫だし これまで休んだことがないでしょ。だから、どうなるのかちょっと想像ができない。でも、あえて言うならば単純な言い方かもしれんけど全員でカバーする、みんなで力を合わせてやるしかないと思う」と結束を求め、最後は「もちろん、浦田も、ですよ。反省は一度きり。それ以上は自分を傷つけるだけ。君もチームの力になるように」とルーキーを気遣っていた。