バレーボール男子日本代表のロラン・ティリ監督が、早くも〝勝負〟を仕掛けた。

 日本協会は17日、2025年度の男子代表登録メンバー43人を発表。主将の石川祐希(ペルージャ)、高橋藍(サントリー)、山本智大(大阪B)ら24年パリ五輪組だけでなく、1月の全国高校選手権(春高バレー)で駿台学園(東京)を3連覇に導いた川野琢磨(東京GB)などの若手も名を連ねた。

 また、パリ五輪直後に「4年の中で数年は代表を休むと思う。故障などもありながら、無理しながら来ているので」と語っていた西田有志(大阪B)も選出。ティリ監督は24年度までSVリーグの大阪Bを指揮しており、西田との縁も深かったことから、かねてバレーボール関係者からは「西田選手は当初より早く代表に帰ってくると思うよ。ティリ氏が監督に就任した以上、代表として試合に出てほしいという話はすると思うからね」との声も上がっていた。

 ティリ監督は「世界での競争がますます激化する中、すべてのトレーニング、試合、大会が、ロサンゼルス五輪の出場権獲得と表彰台に立つという目標につながります。こうした状況の中、25年は大会を戦うAチームと育成を目的としたBチームを編成し、双方でチーム作りを進めることで、経験豊富な選手たちを休ませ、回復させることができ、新たな才能を発掘し育成することができる唯一の年となります」とメンバー選出の意図を説明した。

 ティリ監督の国際大会初陣は6月開幕のネーションズリーグ。「困難や不確定要素は承知の上ですが、私たちは毎年各大会で表彰台を目指します。この高い目標を達成し続けるには、勇気と決意が不可欠です。私たちの野望を果たすことが、ロサンゼルス五輪へと続く唯一の道となります」と全速力で駆け抜ける構えだ。