米国・AEWの「AEW DYNAMITE」が16日(日本時間17日)に放送され、元新日本プロレスの〝ザ・レスラー〟柴田勝頼(45)が、悲願のAEW初戴冠を果たした。
メイン戦でAEW世界トリオ王座に挑戦。本来ならサモア・ジョー、フックとのユニット「THE OPPS」で王者の「デスライダーズ」(クラウディオ・カスタニョーリ、PAC、ウィーラー・ユウタ)と対戦するはずだったが、PACが負傷欠場となり、デスライダーズを率いるAEW世界王者ジョン・モクスリーが代役出場してきた。
一方で、OPPSのフックもこの日の早朝、デスライダーズに襲われて負傷し欠場に。代わりに登場したのはパワーハウス・ホブスだ。昨年は新日本プロレスのIWGP世界ヘビー級王座に挑戦した怪力男だが、6人タッグで出場者が2人も入れ替わる波乱のタイトル戦となった。
柴田は序盤こそユウタにエルボーとチョップ、モクスリーにフロントキックを叩き込んだが、デスライダーズの巧みな連係に捕まる。王者組の3人に代わる代わる攻撃を受け、ローンバトルを強いられた。カスタニョーリをスリーパーホールドで捕獲するも、すぐにデスライダーズの連係攻撃にのみ込まれた。
それでも、何とかしのぎ切った柴田はエプロンのモクスリーにフロントハイキックをぶち込み反撃開始。カスタニョーリにエルボースマッシュを連打してから、変型の大外刈りで叩きつけて窮地を脱した。柴田がジョーにタッチすると、王座戦は一気に大乱戦に。モクスリーがパイプイスを持ち出すと、ウィロー・ナイチンゲールが現れ、OPPSの助っ人としてこれを阻止した。
さらにモクスリーに秋波を送っていたヤングバックス(マシュー&ニコラス・ジャクソン)もリングサイドに出没したが、モクスリーと敵対するスワーブ・ストリックランドが観客席に姿を現し、スワーブスタンプで「ジ・エリート」の2人を蹴散らした。混乱の中で柴田はカスタニョーリを花道上で、スリーパーホールドで捕獲。続いて正面からPKをぶち込み、再びスリーパーを決めてカスタニョーリを戦闘不能に追い込んだ。
すかさずホブスが場外の実況席にユウタを叩きつけてKO。リング内のジョーはモクスリーのデスライダーをかわして、胴締めスリーパーだ。あっという間にAEW世界王者を絞め落とし、トリオ王座を奪い取った。
ガッツポーズの柴田はベルトを受け取ると、ジョーと歓喜の抱擁。AEWの傘下団体・ROHでは2023年3月にROHピュア王座を獲得したが、AEWのリングでは22年11月のデビューから初めてのタイトル奪取となった。
やりたい放題でAEWを混乱に陥れていたデスライダーズからベルトを奪ったことで、祝福のためウィル・オスプレイ、ストリックランド、ナイチンゲールら選手が次々にリングに上がった。新日本の石井智宏まで姿を見せ、祝いの輪に加わったほど。45歳となった〝ザ・レスラー〟が、米メジャー団体でついに確かな足跡を残した。












