世界一軍団が見せた苦肉の策が大きな物議を醸している。ドジャースは12日(日本時間13日)、本拠地ロサンゼルスでのカブス戦に0―16で惨敗。救援陣が崩壊し、打線も6安打に封じられた。

 その中でも11点差をつけられ、8回からマウンドに上がったミゲル・ロハス内野手(36)の登板シーンは一つのハイライト。2イニングを投げて7安打5失点と火に油を注ぐ結果となったが、登板中には山本や佐々木、カーショーらの投球フォームをマネして観客やベンチのナインも沸かせた。

 MLBでは大差をつけられた試合でリリーフ陣を温存するため、戦略として野手を登板させることは珍しくない。ただ、ものまね投球は異例で米国内では賛否を呼んだ。米メディア「ラリー・ブラウン・スポーツ」は「ロハスの防御率は22・50だが、ユーモアのセンスはサイ・ヤング賞にふさわしい」と絶賛。「FOX」も公式インスタグラムを通じて「ロハスは「ロハスはマウンドでカーショーと佐々木のマネをした」と笑顔のマークもつけて好意的に伝えた。

 ところが、万民が納得できるものではなかったようだ。このインスタグラムには「恥だ」といった否定的な声も多く寄せられ、「エッセンシャリー・スポーツ」は「ファンの反感を買った。軽いユーモアのつもりだったかもしれないが、屈辱的な敗戦を喫したドジャースの『道化師』のような精神はすぐに批判にさらされた」と報じた。

 いずれにせよ、ロハスが2ニングで33球を投げ、敗戦と引き換えにブルペン陣の余計な負担を取り除いたことは確かだ。