ソフトバンクは4日の西武戦(みずほペイペイ)に0―6で零封負けを喫した。
 
 例年にはない重苦しさが漂った。開幕投手を務めた有原宏平投手(32)が2戦連続で1イニング6失点の炎上。先月28日のロッテ戦(みずほペイペイ)に続き、昨年貧打に苦しんだ西武打線にもビックイニングを許し、4回途中6失点で降板した。右腕は「なんとかしないといけない。今日みたいな試合がないように」と唇をかんだ。

 打線は相手先発・今井の前に沈黙。得点を奪うことはできず敗戦し、今季のチーム成績は1勝5敗。2013年4月以来、約12年ぶりの単独最下位に沈んだ。

 試合後、小久保裕紀監督(53)は「負けたときは良かった点を探すしかない」と前を向いたが、会見の最後には「リチャードは今日で終わりです。明日からファームに行ってもらいます」。開幕から三塁でスタメン出場してきたリチャード内野手(25)の二軍降格を明らかにし、その場を後にした。

 リチャードはオフから師である山川穂高内野手(33)のもとで鍛錬を積み、首脳陣も変化を感じ取っていた。オープン戦ではチームトップの65打席に立ち、開幕から6試合「8番・三塁」でスコアボードに名を連ねた。しかし、打率0割9分1厘(22打数2安打)、12三振と結果を残せず。二軍行きに背番号52は「練習不足です」と一言口にして球場を後にした。

 起用し続ける選択肢もあったはずだ。しかし栗原陵矢内野手(28)、近藤健介外野手(31)とチームの中心打者が離脱し、シーズン序盤とはいえ12年ぶりの単独最下位。「チーム状況的には苦しい」という声も聞こえるだけに「結果が出ていない」という要素はより大きくのしかかった。奈良原浩ヘッドコーチ(56)は「数字を残せていないので仕方ない。もちろん監督の中にも期待値が高かったというのは当然ある。現状、今のままでよしではないという判断」と説明した。

 ひとつ手を打ったホークス。苦しい現状を打破できるか。