WWEの祭典「レッスルマニア41」が4月19、20日(日本時間20、21日)の2日間、米ネバダ州ラスベガスのアレジアントスタジアムで開催される。世界中のプロレスファンが熱狂する祭典に向け、大のプロレスマニアであるお笑いコンビ・くりぃむしちゅーの有田哲平(54)が囲み取材に応じ、見どころを熱く語った。

 今年の祭典で最も注目を集める日本人スーパースターは、〝ジーニアス・オブ・ザ・スカイ〟ことイヨ・スカイだ。昨年の「レッスルマニア40」ではWWE女子王者として〝主役〟を張ったが、今年は祭典での王座挑戦権がかかった試合で連敗。だが3日のロウでリア・リプリーから女子世界王座を劇的奪取。祭典でエリミネーション・チェンバー覇者ビアンカ・ベレアの挑戦を受けることが決まったものの、リアがリマッチ権を行使。イヨは31日(日本時間4月1日)のロウで行われるリアとの再戦で王座を防衛すれば、世界王者として祭典でビアンカと戦う。

 ただ祭典のメインイベンターにふさわしい、世界トップ級の実力は疑いようもない。有田も「紫雷イオ(イヨの旧リングネーム)として、新木場(1stRING)で活躍したころから見ていた。『何なのこの身体能力』って思っていた。僕は日本にいたころから、初代タイガーマスク(佐山サトル)の女性版だと思っていた」とイヨを高く評価する。

 その上で「その地、その地のプロレスがあるから、キャラクターを変えられてしまったりで、なかなか自分の本領を発揮できないまま帰ってくる選手もいる。日本でやっていたスタイル、そのままで成功するのはなかなか難しい。そういう意味ではシンスケ・ナカムラ(中邑真輔)は革命を起こしたと思う。一方で女子は華名も(WWEのリングネームは)アスカだし、紫雷イオも空中殺法とか抑えられ、ヒールだとかいろいろあったかもしれない」。

 18年6月にWWEに移籍し、22年7月の「サマースラム」に登場してメインロースター入り。その後は悪女ユニット「ダメージCTRL」の一員として戦った。有田も一時は忘れかけていたというが、昨年7月に女子プロレス「マリーゴールド」のリングで実現した林下詩美戦を見て、改めて「天才」と実力を再認識したという。

 現在のイヨは欧州遠征での大「イヨ!」チャントでわかるように、〝悪のユニットの一員〟から脱却。世界各地で人気を得て、ユニバースからの認知度も高い。だからこそ有田の期待も膨らむ。「(今回の祭典は)紫雷イオが紫雷イオのまま、WWEのスーパースターになる瞬間かもしれない。これも個人的にジーンとくるところ。『良かったねえ』と。紫雷イオがイヨ・スカイではなく、紫雷イオのようなムーブと戦い方で、本当にお客さんが『すごい!』と。全世界の何億人のファンが納得させられたら、感慨深いかもしれない」

イヨ・スカイ(©WWE)
イヨ・スカイ(©WWE)

 世界中のプロレスファンが見つめる大舞台で、イヨが金字塔を打ち立てるか。

 ABEMAでは「WWEレッスルマニア41」をABEMAプレミアム会員限定で生中継する。昨年は2日間で4000円のPPV配信だったが、今年はABEMAプレミアムの加入者全員が視聴できる。配信は初日(日本時間4月20日)、2日目(同4月21日)ともに午前8時から。無料特番は午前7時開始。