WWEの新女子世界王者となった〝ジーニアス・オブ・ザ・スカイ〟ことイヨ・スカイが、非礼に怒りを爆発させた。

 先週のロウでカリスマ王者リア・リプリーを破り、同王座を初戴冠。プロレスの祭典「レッスルマニア41」(4月19、20日=日本時間20、21日、ラスベガス)でエリミネーション・チェンバー覇者ビアンカ・ベレアの挑戦を受けることも決まった。一方、王座戦ではリングサイドで視察していたビアンカとリアが試合中にいさかいを起こし、リアの王座陥落の遠因となっていた。

 10日(同11日)にニューヨークの〝格闘技の聖地〟マジソンスクエア・ガーデン(MS・G)で開催されたロウでは、名実況マイケル・コール氏によって新王者イヨがリングに呼び込まれた。聖地の観衆は「イヨ! イヨ!」の大チャントで新王者を祝福。満面の笑みでマイクを握ると、今度は「王者にふさわしい!」のチャントを浴びた。

 イヨは「本当にありがとう」とWWEユニバース(ファン)に伝えると「王者としてこのMS・Gに来るのが夢だった。不可能を可能にしたよ、言った通りにね。そして今、本当にうれしい。王者としてレッスルマニアに行けるなんて!」と、英語で心境を語った。

 次に祭典の挑戦者ビアンカがリングインしたが、コール氏はビアンカにリアとのいさかいについて質問した。これにビアンカが「邪魔するつもりはなかった。リアには謝るよ」などと答えると、怒り心頭の前王者リアが登場。マイクを握り「私が怖かったの?」などといい、タッグパートナーのジェイド・カーギルが盟友ナオミの裏切りにあったことも持ち出して、ビアンカをののしった。

 ビアンカも反論すると、2人は新王者をそっちのけで激しい口論に。イヨは割って入ったが、何とリアに左手で払いのけられ、押し倒された。すぐに立ち上がり「ちょっと、やめな!」と再び間に入るも、今度はビアンカに顔面を突き押される。王者へのリスペクトが全くないどころか、あからさまな侮辱行為に、イヨがキレた。

 リアの顔面に右手で強烈な平手打ち。ビアンカにも「お前もだ!」と日本語で叫びながら、問答無用のビンタをぶち込んだ。観衆も「イヨ!」チャントで新王者の姿勢を支持。イヨはリングで飛び跳ねながら、前王者と挑戦者の非礼を訴えた。

 自身の「X」にも、この日のリング上の動画を引用した上で「私はニューヨークが大好きだし、MS・Gの観客はとても親切で、新王者である私に敬意を表してくれた。でも……」と投稿。憤まんやるかたない胸の内を明かした。祭典まで残り1か月あまり、イヨはビアンカ、リアとの三つどもえの争いをどう収拾するのか?

 この日のロウは「ABEMA」にて放送された。