阿部節がさく裂した。巨人は23日、広島とのオープン戦(那覇)に2―7で大敗。投手陣の乱調やバッテリーエラーなどで失点を重ねた。打線も10安打を放ちながら、奪った得点は相手の暴投による2点のみ。何ともチグハグな攻撃に終わった。

 試合後、阿部慎之助監督(45)にやり玉に挙げられたのは、外野手としてレギュラー奪取を狙う3年目の浅野翔吾外野手(20)だった。「5番・左翼」で先発出場し、2回の第1打席は左前打、5回の第3打席は右前打を放ち、マルチ安打をマーク。指揮官は「しっかりスイングしたりもできているし、その中で結果も出しているんだけどね」と打撃を評価した。

 ところが、4回の守備で末包の左越え2点適時二塁打となったプレーについて「あのレフトフライ。後ろ向いて横に落ちていたからね。そういうのあると使えないよね」とバッサリ。

処理を誤った打球を捕りに行く巨人・浅野
処理を誤った打球を捕りに行く巨人・浅野

 続けて「DHあるんだったらいいけど、ないからね。セ・リーグは守りがしっかりしないと。特に若い選手の外野の守備力はウチは低いから。そこを何とか自分らで競争していかないと残れないよね」とレベルアップを求めた。

 打撃について浅野は「1打席目に結果が出たのが大きい。開幕に残れるように頑張りたい」とマルチ安打に手応えを感じているが、指揮官に苦言を呈された守備でも信頼を勝ち取ることができるか。