阪神・前川右京外野手(21)が22日、沖縄・金武で行われた楽天とのオープン戦(7―7で引き分け)でチーム1号となる本塁打を記録した。6番・左翼でスタメン出場。今季4年目を迎える若虎がレギュラー確保へ、絶好のスタートを切った。
3回だ。この回から登板した則本から二死一、三塁の好機をつくり、5番・大山が中前適時打。なおも二死一、二塁と走者を置き、前川に第1打席が回る。1ボール2ストライクと追い込まれてからの5球目だった。
インハイ直球を見事に捉えると「打った瞬間、いったと思いました」と話したように、打球は右翼席奥の防球ネットに突き刺さる3ランとなった。「ツーアウトから大山さんがタイムリーを打って、そのあとが大事だと思っていたんで。追い込まれていたのでバットを短く持って、とにかくコンタクトしようと思っていました。インコース(のボール)をくるっと回れた」と技ありのアーチをお見舞いした。
自主トレ、キャンプと積んできた鍛錬、打撃のイメージが結果につながっている。「ボールの見え方もだいぶいい。構え方もいいと思う。今の構え方を継続してもっとさらに良くしたい」。伸び盛りの21歳は他球団から見ても脅威の的になっているに違いない。
宜野座キャンプでは13日に昨年までの監督だった岡田彰布オーナー付顧問から助言を受けた。始動を早めるなど、タイミングの取り方についてのヒントを授かった。「いろんな方に教わったものをミックスして、いい方向にいけていると思います」といい要素を存分に吸収し、ぐんぐん成長を続けている。
昨季は自己最多の116試合に出場し打率2割6分9厘、4本塁打、42打点。さらなる飛躍が期待される今季、オープン戦初戦から前川が最高の結果を首脳陣に見せつけた。












