MLB初の韓国での開幕シリーズに臨むドジャースは18日、ソウルで韓国代表とのエキシビションマッチ(高尺スカイドーム)に5―2で勝利した。「2番・DH」で出場した大谷翔平投手(29)は3打数無安打だった。19日の練習日を挟んで、20日にダルビッシュ有投手(37)が開幕投手を務めるパドレスとの注目の一戦に臨む。

 順風満帆の米アリゾナでのスプリングキャンプを経て、現地での前哨戦を終えた精鋭軍団の準備がついに整った。世界一を目指すド軍を率いるデーブ・ロバーツ監督(51)が何よりも自信を示すのは、大谷を加えた「史上最強」との呼び声高い上位打線だ。1番・ベッツ、2番・大谷、3番・フリーマン。この3人だけで直近5年、4度のMVPを獲得している。

 この日、ロバーツ監督は泣く子も黙るオーダーに改めて胸を張った。まず「ムーキー(ベッツ)は攻撃の火付け役である1番打者として誇りを持っている」と、通算252発の強打者をトップバッターに据える絶対的な理由を説明。

 さらに大谷のすぐ後ろを打つフリーマンについても「キャリアを通じてより多くの四球を選んでいる」とうなずいた。ド軍に加入して2年続けて出塁率4割超えをマーク。指揮官は「ムーキーとフレディ(フリーマン)との間で(大谷を)サンドイッチするんだ」と語り、たとえベッツ、大谷が倒れても3番・フリーマンが粘り強く後続につなぎ、淡泊な攻撃を防ぐ最大の強みを強調した。

 前日のKBOキウム戦、この日の韓国代表戦でも途切れない上位打線から得点を生んだ。大谷は2戦通じて5打数無安打と快音を響かせられなかったが、それでも機能する打線を証明したエキシビションマッチに、ロバーツ監督は自信を深めているはずだ。

 大谷の実力は誰もが知るところ。打ち始めれば手を付けられない。その大谷が打てなくとも、打線全体が沈むことはない。ゆえに、責任感の強い大谷が過度に追い込まれることはないだろう。

 世界一を目指し、勝てるチームの一員に加わった大谷。最強の仲間たちとプレーする相乗効果を感じずにいられない。開幕直前、ロバーツ監督の言葉から余裕と自信がにじんだ確かな理由があった。