西武のドラフト1位・武内夏暉投手(22=国学院大)が13日に中日とのオープン戦(ベルーナ)で、4回無失点5奪三振の圧巻投球を披露した。
開幕ローテーション入りが期待される即戦力左腕が、そのポテンシャルの高さを見せつけたのは2回無死三塁のピンチ。石川昂をツーシーム、高橋周をスライダー、そして鵜飼をこの日最速となる154キロ直球で3者連続三振に斬ったシーンだ。それでも武内は「ピンチの場面でのギアの上げ方は豊田コーチに言われていたのでしっかりと上げました」と涼しい表情だった。
また、自らの四球で出塁を許した初回一死一塁、3回無死一塁の場面ではいずれも絶妙なけん制で走者をアウトに。これにも「(けん制は)大学の時から得意でした。(どちらも)炭谷さんのサインです。ホームに投げるのか(けん制か)見分けがつかないように気をつけている」と自信をのぞかせた。
そう持ち上げられたのがこの日、バッテリーを組んだ炭谷銀仁朗捕手(36)だ。けん制については「1個はサインですけど、もう1個はアイツが勝手にやってますからね」と笑いながら否定したが「いい勘を持ってる」と非凡なセンスを絶賛。連続三振の場面についても「1点は覚悟していた中でやろうとしていたことはできた。真っすぐで押していった中で変化球で空振りが取れた」と振り返り「キャンプから今までで一番いい真っすぐを投げていた」とベタ褒めだった。
だが、順調すぎるがゆえに19年目のベテランには一抹の不安もよぎるという。
「もちろん今はアピールせなあかんでしょうけど、すんなりいっているのが怖い。何か課題が見つかって、こうなる時はダメということが分かってシーズンに入った方がいい場合もある」
課題が見つからないことが課題…。何ともぜいたくな悩みだが、どんな大投手に成長するのか見ものだ。












