西武の新外国人ヘスス・アギラー内野手(33=前アスレチックス)が、10日に行われたDeNAとのオープン戦(横浜)で、メジャー通算114本塁打の片鱗を見せた。
「4番・一塁」でスタメン出場し、1点を追う4回無死の第2打席、1ボールから相手先発・平良の甘く入った2球目を完璧に捉え軽々と左中間スタンドに放り込んだ。
これが待望の〝来日1号〟となったアギラーは「打ったのはスライダー。平良投手とは初対戦だったから、1打席目でしっかり球質を見たんだ。そこでしっかり準備ができたからホームランにつながったと思うよ。いいスイングだったね!」と一発を振り返った。
初回の第1打席は見逃し三振に倒れたものの、この打席で初見の平良の球筋を8球チェックできたことがプラスに働いた。そのうちスライダーは4球。第2打席で捉えたスライダーにもイメージを持って対応できた。
外国人選手に限らず、ひと握りのトッププレーヤーとそれ以外を分ける分岐点は、こうした柔軟な対応力があるかどうか。初めての環境、初見の相手に対して自分なりの意図を持って〝考えて実行できる能力〟があるかどうかだ。
一発だけでなくここまでのオープン戦、9打数4安打(打率4割4分4厘)が示す通り、確実性も期待できそうな新4番候補は「自分は長打だけでなく、アベレージも残してきた。(日本野球への)リスペクトが大事だし、そこに敬意を払い適用しようと思う」と述べるなど、謙虚さでも期待値を上げている。
この2年で森友哉(オリックス)、山川穂高(ソフトバンク)がチームを去り、昨年の主軸・マキノンも韓国球界に移籍した。昨季はリーグワーストの90本塁打、435得点からの上積みが懸念される西武だが、その主軸候補が今季開幕前のチームにとって明るい材料となっている。












