西武の「ロン毛部」が〝廃部〟の危機に立たされている。
チーム内には「ロン毛」を広めようと活動する高橋光成投手(26=部長)、今井達也投手(25=副部長)の「ロン毛部」2枚右腕が在籍するが、フレッシュな〝刺客〟におびえる事態に陥っているのだ。
それはドラフト6位・村田怜音内野手(22=皇学館大)の存在がある。身長196センチ、体重110キロの恵まれた体格で「伊勢のラオウ」と称される巨漢ルーキー。渡辺GMから「化けたらスゴイ!」と期待される未来の主軸候補は「一番インパクトを残せる部分は打撃。コイツを使いたいと思ってもらえるような選手になりたい」と腕をぶしている。
この2年で森友哉、山川穂高という2013年ドラフトの1位、2位スラッガーがいずれも同一リーグにFA移籍した西武にとっては、20年のドラ1・渡部建人内野手(25)とともに出てきてほしい主軸候補なのだ。
そんな〝ネクスト・ラオウ〟が語った頭髪ポリシーが注目を集めている。「特に髪の毛は野球に必要ないとボクは思っている。邪魔にならないようできるだけ短くしておきたい」。癖毛のため常に頭髪を2、3ミリの丸刈りに整え、入寮時にはマイバリカンを持参して、所沢へとやって来た。
一方で「ロン毛部」の高橋と今井は、昨年6月の西武HD株主総会で「見苦しい」「食事がまずくなる」と株主から容赦ない批判を浴びたように、高橋部長が主張する「野球を知ってもらえるキッカケ」「子供達が野球を始めるキッカケに」という本来の願いが届きにくい部分が多い。
そのため、汚れのない村田の〝髪の毛は必要ない発言〟にはネット上で「こういう選手を応援したい」「さわやか」などの称賛の声が集まり、ロン毛部は思わぬ対抗軸の出現で、窮地に立たされているというわけだ。
今季、キャリアハイでV奪回を目指す高橋が希望通りメジャーに旅立てば、同部は今井副部長が1人取り残される。部員拡大もままならず、好漢短髪ルーキーがもしブレークするようなことがあれば、一気に〝廃部〟となってしまいそうだが、果たして…。













