西武・呉念庭内野手(30)が1日、埼玉・所沢の球団事務所で会見し今季限りでライオンズを退団することを発表した。
会見の冒頭から溢れる涙を抑えながら声を振り絞った。
「今年でライオンズを退団することになりました。本当に8年間お世話になりました。今後は台湾に戻って野球を続けていく予定なので、引き続き応援してくれると嬉しいです」
岡山共生高校、第一工業大学での計7年、そして2015年のドラフト7位で西武に指名され8年目のシーズンが終わったタイミングだった。
呉は「日本でプロ野球選手になるという夢があってライオンズに指名してもらって、本当に厳しいプロの世界で8年間プレーができた。少年時代の私にこの8年間の話をしたら信じてもらえないぐらいのたくさんの夢をこの球団で叶えさせてもらいました」と西武に対する感謝を口にした。
来日15年目、30歳という節目の年に呉は大きな人生の決断をした。
「ライオンズでプレーを続けたい気持ちももちろんあります。でも自分の人生の中でいつか〝母国〟でプレーをして恩返ししたいと思っていた。それには、いいパフォーマンスができる時が一番だと思いこのタイミングになった。秋季練習後に(渡辺)GMと話をした。最初はビックリしていたんですけど、いろいろ話をしながら最後は(自分の気持ちを)尊重してくれて応援してくれた」
今後、台湾に帰って以降の手続きとしては来年7月の台湾プロ野球(中華職業棒球大聯盟)ドラフトにかかり所属チームが決まっていく流れになる。
何度も「寂しい」という思いを吐き出しながら呉は「今後のことは未定なんですけど、次のステージでも埼玉西武ライオンズでの経験を糧に進んでいきたいと思います」とこの8年間の出会いと経験に感謝を語り、前を向いていた。












