米NBCスポーツ・ボストン(電子版)は29日(日本時間30日)、ポスティングシステムでのメジャー移籍を目指しているオリックスの山本由伸投手(25)がレッドソックスと契約する可能性を検証した。

 まずはレッドソックスのオーナー陣の一人、トム・ワーナー氏が今オフ、来季に向けた戦力補強について「我々は来年、勝たなければならない。あらゆる可能性に向けて全力を尽くさなければならない」と力強く発言したことを受け、地元メディアの中には大谷翔平投手(29=エンゼルスFA)獲得を目指すと解釈した関係者も多かったと指摘。さらにこう続けた。

「(大谷は)少なくとも1年間は投げられず、予想される契約額が天文学的なことからベストフィットとは言えない。だが25歳のエースはどうだろうか? 2億ドル(約294億円)以上かかったとしても、それは潜在的なパワーを持つスプラッシュ(大物)だ」

 この4年間で3度目の地区最下位に終わり、先発投手の補強が最優先とされるレッドソックスにとって、日本で松坂大輔、田中将大、ダルビッシュ有、千賀滉大を上回る成績を残した山本がベストフィットであると指摘した。

 一方、178センチ、79キロという山本の体格を懸念する声があることについても触れたが、「それは耐久性に対する古い(考えの)懸念。近年のプレースタイルによって軽減される」と意見を述べた。その理由として「今季200イニング以上を投げた投手は5人しかいない。つまり山本は7イニング以上の投球を期待されることはなく、彼の仕事は他(の先発投手)と同様、リリーバー主体の試合によってマネジメントされるだろう」。そのため「彼のサイズは関係ない」と強調した。

 また、山本の代理人を務めるジョエル・ウルフ氏が先日、日本メディアのオンライン取材で「山本は他の日本人選手と一緒にプレーすることに何の問題もない」と語ったことを明るい材料と捉えた。

「レッドソックスには山本がオリックスで6年間チームメイトだった吉田正尚とのコネクションがある。吉田は9月にボストン・ヘラルド紙に、2人はシーズン中も連絡を取り合う仲であると語っている」

 28日(同29日)にニューヨークの放送局SNYは、ヤンキースが山本のために背番号18を1年間空けて待っていたと伝えたことを受け、「(今季18番を)付けていた外野手のデュバルがFAになっているので、山本の背番号は今、誰もつけていない。かつては松坂、沢村拓一もレッドソックスで18番をつけていた。おそらく山本も(日本人で)3人目としてつけるのだろうか?」と結んだ。

 実際は1999年から2001年にレッドソックスでプレーしていた大家友和が18番を背負っており4人目となる。