あの優良助っ人との再会を西武球団が待ちわびている。

 球団では来年3月16日にベルーナドームで初めてOB戦を開催する。黄金期の中心メンバーだった秋山幸二氏や伊東勤氏、工藤公康氏も参戦するが、西武ナインやファンにとって特別な存在でもあるのがエルネスト・メヒア氏(37)だ。

 関係者は早くも「ああいう辞め方だったからファン、選手、スタッフの誰もがメヒアに直接感謝の気持ちを伝えられていない。その意味で3月のOB戦はいい機会になると思う」と首を長くしている。

 メヒア氏といえば2014年から21年7月までの約7年半、西武に在籍。通算142本塁打、406打点を挙げた強力助っ人だが、何より外国人選手らしからぬ犠牲心にあふれていたことでも知られる。3年総額15億円の大型契約を結んだ1年目(17年)の後半からプロ4年目の山川穂高内野手(32)が台頭し、2年目には一塁のレギュラーポジションを奪われた。それでも、腐ることなく代打やDHへの配置転換を受け入れて18、19年のリーグ連覇を支えた。

 そして3年契約終了後も他球団に移籍することなく、約4億3000万円減の年俸1億800万円の単年契約で西武残留を選択。球場への通勤には西武線を使ってファンの声掛けにも快く応じ、決起集会では「君が代」を斉唱してナイン、関係者のハートをつかんでいた。

 しかし、20年から続いたコロナ禍で家族の入国制限がメヒアを苦しめ、21年の前半戦終了後に米国の自宅へ一時帰国。メヒアは球団に退団を申し入れ、西武も了承してファンに「家族を優先しなければならないということをお詫び申しあげます。これからもライオンズをずっとずっと応援し続けてください。私も異国の地から応援しています」というメッセージを残して西武を去った。

 26日のファンイベントでメヒア氏の参加が発表された際に大歓声が上がったが、当日は大盛り上がりとなりそうだ。