日本ハムの主砲フランミル・レイエス外野手(30)が5月中旬に入り「完全復活」の雰囲気を漂わせている。

 昨季リーグ本塁打&打点の2冠に輝いた来日3年目助っ人は今シーズン開幕直後から高打率こそ残しながらも持ち前のパワーを生かした一発が激減。一時は打球が上がらなくなるなど今月9日まで21試合連続で本塁打が出ないなど調子を落としていた。だが、10日のオリックス戦(京セラ)でおよそ1か月ぶりに4号特大2ランを左翼5階席に放つと状態が一変。直後から本塁打を量産し始め13日ロッテ戦(ZOZOマリン)まで3戦連続本塁打を記録するなど完全復活を印象付けた。

 この主砲の復調には新庄剛志監督(54)もニンマリ。今月9日に「今(レイエスは復調に向け)階段を上がっている。今84段目ぐらいだから100になるまで待ってください」と語っていた指揮官も、13日試合後には「もう105段ぐらいまで上がった? いや、もうそのネタはいい(笑い)。復活したから」と周囲を爆笑させながら主砲の復活に自信をのぞかせたほどだった。

 とはいえ、レイエスは来日1年目から「かかと痛」という〝爆弾〟を抱えている。現在も連戦や飛行機移動が続くと激しい痛みが襲うこともしばしば。この影響で首脳陣は日々、本人の状態を確認しながら試合出場を決めるほどで球団スタッフも「決してかかと痛が完治したわけではない」という。そんな状態にも関わらずなぜ打棒が復活したのか。

 チーム周辺でささかれる大きな要因の一つが気温との連動性だ。レイエスはドミニカ共和国出身とあって暑さを好む。本人も昨夏、「寒いのと暑いのでは断然、暑い方がいい。体も動くし、気分も高まる」と自ら語っていた。その言葉どおり昨季の3、4月は計23試合で打率2割4分4厘、3本、11打点だったが5月に入ると一変。23試合で打率2割7分3厘、7本、16打点をマークし、その後7月末まで右肩上がりで打撃成績を上昇させた。この傾向を見る限り今季もレイエスは気温と共に状態を上げていることが推測できる。

 14日ロッテ戦(ZOZOマリン)は無安打に終わり4戦連発こそならなかったレイエスだが、15日の本拠地戦(対西武)は北海道でも25度近い暑さが予想されているだけに…。主砲の猛打爆発に期待が高まる。