8年ぶりに古巣に復帰した巨人の矢野謙次打撃コーチ(43)が28日に、ジャイアンツ球場で行われている秋季練習に合流。若手に負けじと声を張り上げ、ナインを鼓舞した。若返りが進むチーム内において、同コーチの復帰は好材料となることは間違いないようだ。球界からは早くも太鼓判を押す声が数多く上がった。
熱い男が帰ってきた。まずはスーツ姿でグランドに登場した矢野コーチは、ナインに向けて「明るく、楽しく、陽気に、一緒にやっていきましょう。担当は声出し、元気担当コーチです。よろしくお願いします」と挨拶。同コーチらしい言葉にナインからは大きな拍手が沸き起こった。
自己紹介を終えると、ユニホームに着替えて早速練習に参加。グラウンド中をせわしなく動き回ると、若手野手に積極的に声をかけてコミュニケーションを図っていた。
自慢の声出しも健在。シートノックの際には、徐々に疲労感を見せていたヤングGへ「へいへい、声出てないんじゃないの~?」、「水持ってきましょうか~?」とはっぱをかけると、選手たちも活気を取り戻し、無我夢中で白球へと食らいついていった。
現役時代と変わらない明るい性格は新生ジャイアンツに大きな影響をもたらしそうだ。阿部監督から「元気と明るさをもって、チームのために力を貸してくれ」と頼まれた矢野コーチは「声を出していいんだ、という環境や空気づくりをしていくことが大事。一人でも多くの選手を成長させて、ジャイアンツの勝利に貢献できる選手を育てていきたいなと思っています」と力強く意気込んだ。
まだ合流初日ながら、同コーチの活躍を早くも期待する声は大きい。今季まで在籍した日本ハムの関係者はこう明かす。「矢野さんは現役のころから、若手の誰よりも早く球場入りして体を動かしていた。指導者となってからも、朝イチから日が暮れるまで、野手全員の練習が終わるまで休むことなく指導してましたから、その姿勢とタフネスさは選手の最高のお手本になるはずですよ」(日本ハム関係者)
また、実際に指導を受けた選手からも「矢野さんは何かあった時にはまず選手側の立場に立って物事を考えてくれる人。時に厳しくもしっかり守ってくれるので、安心してプレーできる」と感謝の声も出た。
選手からの人望も厚い矢野コーチ。ステージを変え、ともに戦った新指揮官の下、ジャイアンツの元気印がナインを鼓舞していく。












