【西武1位・武内夏暉投手(22=国学院大)】3球団競合の即戦力左腕が西武に加わる。2023年のプロ野球ドラフト会議が26日に東京都内で行われ、西武は1位で武内夏暉投手(22=国学院大)を指名した。
松井監督がガッツポーズを繰り出すと武内にも笑みが浮かんだ。「まずはローテーション入りを目指して、新人王を目標にやっていきたいです」と抱負を口にした。
八幡南高時代は全国的に知られた存在ではなかったが、東都でもまれながら着実に成長を遂げた。130キロ台だった直球の球速も最速153キロまで伸びた。身長185センチ、体重90キロの大型左腕ながら、最大の武器は制球力。そこには自宅の穴にボールを通し続けた漫画「巨人の星」の主人公・星飛雄馬の〝リアル版〟ともいえる「原点」があるという。
少年時代に壁当てを繰り返し行っていた場所は自宅の一軒家の駐車スペースだった。
「自分で壁当てする場所がないかなと探していて。小学生から中学生くらいにそこで投げていました。ストライクゾーンぐらいの感じで細い印があって。コントロールというところでは、そう(原点)なのかなと思ってます」
投げ込む壁のすぐ右手側には父の自家用車が停められており、制球ミスをすれば跳ね返りも含めてボールが直撃してしまう環境だった。実際に壁の出っ張り部分に〝失投〟したことで車にボールが当たってしまったこともあり、細心の注意を払いながら繰り返し投げていたという。
過去には10年ほど地元球団であるソフトバンクのファンクラブに入っていたが「本当に対戦が楽しみ。倒したいという思いが強いです」。プロの世界では〝鷹キラー〟と化す覚悟だ。












