オリックスの鉄腕守護神・平野佳寿投手(39)が、今季29セーブ目を挙げ、日米通算250セーブを達成した。

 2日の日本ハム戦(京セラドーム)の3―0で迎えた9回に登板。走者を出しながらも、最終打者のマルティネスを148キロの直球で一飛に仕留めた。史上4人目、名球界入りの条件となる偉業を成し遂げた右腕は両手を突き上げ、喜びを爆発させた。捕手・若月と握手を交わし、ベンチを飛び出したナインからウォーターシャワーの手荒い祝福を受けた。

「素直にうれしかったです。ただ、こっからクライマックスもあるのに、僕の大事なグローブを濡らしにきたんで、ちょっと怒ってます。けど、マーゴ(ゴンザレス)選手がめちゃくちゃきれいに拭いてくれたので、CSも日本シリーズも頑張っていきたいと思います」と話し、会場の笑いを誘った。

 2006年にオリックスに入団し、5年目には当時監督を務めた岡田彰布監督(現・阪神監督)の方針で先発から中継ぎに転向。「言われたところを全うしてやるだけと思っていましたし、藤川さんや久保田さんなどの中継ぎをつくられていたのは見ていましたし、そのピースに自分が入れたというのはうれしかった」と振り返りつつ「今年のオープン戦で岡田監督から〝まだやってたんか〟って言われたんで、まだやってるぞっていうのを日本シリーズで見せつけたい」と力を込めた。

 また、11年に最優秀中継ぎ賞を受賞し、12年のシーズン終盤からは抑えを務めると、14年には最多セーブのタイトルを獲得した。18年からはメジャーでプレーし、21年にオリックスへ復帰後も守護神としてチームの3連覇に貢献。さらにブルペンの柱としてチームを支えている。

「プロに入った頃は想像もしていなかったですし、皆さんに助けてもらったおかげです。まだ引退するつもりはないので、これから1つでも伸ばせるように、若い子たちに負けないように頑張っていきたいです」と気を引き締めた。