全日本プロレスの3冠ヘビー級選手権(23日、後楽園ホール)は、王者の青柳優馬(27)が本田竜輝(23)を退け、4度目の防衛に成功した。

 先の王道トーナメントで優馬、宮原健斗、諏訪魔を撃破し、準優勝という結果を残した挑戦者の勢いは本物だった。大「本田コール」に包まれた会場で、いきなり仕掛けてきた。

 場外戦ではショルダータックルで鉄柵まで吹っ飛ばされ、優馬は厳しい立ち上がりを強いられた。それでも2度目の場外戦では、今度は王者が反撃。鉄柵を使ってのギロチン弾で本田を追い込むと、エプロンでのロックバスター、エンドゲーム(変型フロントネックロック)を決めてペースを譲らなかった。

V4を果たした青柳優馬(左)に宮原健斗が挑戦を表明
V4を果たした青柳優馬(左)に宮原健斗が挑戦を表明

 その後も観客の後押しを受けた本田の猛攻で、あと一歩まで追い込まれた優馬だったが、最後は5冠王者の意地を炸裂。スピンキックの連打で動きを止め、ザ・フール(変型フィッシャーマンバスター)でトドメを刺した。

 試合後は、10月9日宮城・角田大会で優馬&宮原が、ジュン&レイの斉藤ブラザーズを世界タッグ王座のV4戦で退けた暁には、同月の旗揚げ記念シリーズで3冠戦と世界タッグ戦の同日開催を実現したいと訴えた。

 そこへ現れたのが、スーツでビシっと決めた宮原だ。「ついにこのときが来たようだ。その3冠ベルトをかけて、この全日本の歴史的な日に俺の挑戦を受けてくれないか?」と、10月21日後楽園大会を指定しての王座挑戦を表明した。

 優馬は「後輩に土下座しろうんぬんかんぬん言って楽しんでいる、大人げない団体のエース様がついにやって来たな。腹立つんだよな。後輩をパワハラするように土下座させて」と宮原への不満を口にしつつも、「受けて立ってやろうじゃねえか。もう全日本プロレスは諏訪魔、宮原健斗だけじゃねえぞ。宮原健斗は終わりだ」と受諾。2月4日八王子大会以来となる2人の3冠戦が決定的となった。