11月に引退するDDTの赤井沙希(36)が、東京女子プロレスで活躍するアイドルグループ「SKE48」の荒井優希(25)に厳しい洗礼を浴びせる。18日の名古屋大会で2人のタッグ「令和のAA砲」でのラストマッチを終え、荒井からシングルを申し込まれた。初の一騎打ちで姉貴分として荒井へ贈る言葉とは。

 2022年4月にAA砲を結成し、同年7月にプリンセスタッグ王座を初戴冠。今年1月に王座を陥落してからはたもとを分かち、荒井のシングルプレーヤーとしての活躍を遠くから見届けていた。名古屋大会で約8か月ぶりの再会を果たし、赤井は「優希ちゃんはもう一人前の立派なプロレスラーになってるので、自分と対峙しても耐えられるはず」と荒井の成長を感じている。

 11月12日のDDT両国大会での引退試合が迫る中、初の一騎打ちは10月27日東京女子・後楽園ホール大会で決定。これまで自身の必殺技「新人賞」(顔面への二段蹴り)を伝授し、荒井の初の国際試合や他団体選手との試合を隣で支えてきた。

 そして最後に、赤井はタッグパートナーとして〝プロレスの怖さ〟を伝えるつもりだ。赤井もこれまでタッグを組んでいたセンダイガールズプロレスの里村明衣子や高梨将弘とシングルマッチで対峙し、進化を遂げてきた。「いつもタッグを組んでると優しくしてくれたり、試合で頼もしいのに、向かい合った時のパートナーの怖さは普通のシングルとは違う。でもその経験は私自身を強くしてくれたので。優希ちゃんにも経験してもらって、選手としての魅力につなげてもらえたら」

 赤井は24日DDT後楽園ホール大会でKO―D無差別級王者のクリス・ブルックスに、27日にはベストボディ・ジャパンプロレスBBW女子王者の山中絵里奈から逆指名を受け、挑戦が決定済み。現在保持しているKO―D6人タッグ王座、全日本プロレスTV認定6人タッグ王座の2冠に加え、自身初の4冠も視野に入れる。「この勢いを優希ちゃんが止められるかしら?」と女王の風格を見せつつ「4冠王になった私を優希ちゃんが超えられたら、また歴史も変わる」と荒井にゲキも飛ばした。

 世紀の一戦へボルテージは上がる一方だ。