11月に現役を引退するDDTの赤井沙希(36)が、KO―D無差別級王座の次期挑戦者に強行指名された。

 武闘派ユニット「イラプション」の坂口征夫、岡谷英樹とのトリオでKO―D6人タッグと全日本プロレスTV認定6人タッグ王座を保持する赤井は9日の東京・大田区総合体育館大会で、宮本裕向&木高イサミ&ラム会長との2冠戦に出陣。

 試合は征夫が宮本を下し、KO―DのV3と、全日本プロレスTVのV2に成功した。赤井は対戦相手を認めつつ「もっと磨きをかけて、この3人で一緒にやっていきたいと思います」と今後の防衛ロードを見据えた。

 するとその後、まさかのチャンスが舞い込む。メインで入江茂弘を退けKO―D無差別級王座の初防衛に成功したクリス・ブルックスから「赤井、2年半前に後楽園ホールでシングルマッチした」と2021年5月4日に当時DDT EXTREME級王者だったクリスが、アイアンマンヘビーメタル級王者だった赤井とダブルタイトル戦を行ったことを持ち出された。

 そして「その時と全然違って赤井さんは強い。でも、もうすぐ引退するから、もうシングルマッチができなくなるので残念。そしてKO―D無差別級に挑戦したことがないでしょ? だから挑戦してください」と指名された。

クリス・ブルックスにビンタをする赤井沙希
クリス・ブルックスにビンタをする赤井沙希

 これに応じた赤井だが「私が、引退するからその思い出にとか、記念に挑戦させてあげるっていう気持ちがあるなら、なめんなよ!」と憤慨。さらに「クリスのそのベルトの防衛ロードの一部になるつもりは一切ない。後がない人間は怖いよ。腹くくっときや!」とすごみ、顔面に強烈なビンタを叩き込んだ。

〝お情け〟とも取れる指名に怒りを隠せない赤井。キャリアの最後に悲願の団体最高峰王座を奪取できるか。