阪神・大竹耕太郎投手が9日の広島戦(甲子園)に先発登板し7回途中を5安打1失点(自責は0)。文句なしの快投で鯉打線を封じ、キャリアハイを更新する今季10勝目をマークした。5―1で7連勝を飾った岡田虎は貯金32。アレへのマジックを10から「7」へと一気に3つ減らすことに成功した。
前回登板のDeNA戦(甲子園)から中9日と間隔を空けてのマウンド。試合前時点で4勝0敗、防御率0・76と抜群の対戦成績を誇る広島戦に満を持して投入された左腕は、敢えて自身の登板日をずらした「岡田監督のコメントを読んで『こんな風に思っててくれたんだな』と気が楽になって、立ち上がりから普段通りに投げることができた。気負ってもこれまでいいことがなかったので」と登板後は振り返った。
2017年のドラフト会議でソフトバンクに育成入団した苦労人左腕は、今季から現役ドラフトで阪神に移籍したことでその才能が大きく開花。悲願の2桁勝利到達に「支配下に上がってからずっと2桁勝ちたいと思っていたので」と充実感をにじませた。
1―0の2回一死一、三塁の場面で迎えた第1打席では、カウント2―1から相手先発・森下の投じた4球目で意表を突くバスターを敢行し、左翼手の頭を越える2点適時二塁打。昨季までパ球団に所属していた大竹にとってはプロ初の適時打となった。ちなみに背番号49がプロ初安打をマークした相手も森下(5月20日、広島戦=甲子園)。「大学時代にも森下くんからバスターでヒットを打ってるんです」と意外過ぎる過去を明かし、報道陣を驚かせた。
前夜のカード第1戦でひと足早く2桁勝利の大台に到達した村上に、大竹も続くことができた。母校・早大の後輩にも当たる〝孝行息子〟に試合後の岡田監督も「昨日の刺激もあるんかな(笑い)。制球がいいのでそんなに連打を食らわない。安定感がある」と試合後は目を細めた。













