WWEの前ロウ&スマックダウン(SD)統一タッグ王者ジェイ・ウーソ(37)が退団を表明し、波紋を呼んでいる。

 いとこのWWEユニバーサル王者ローマン・レインズに双子の兄ジミー・ウーソ、弟のソロ・シコア、〝ワイズマン〟ポール・ヘイマンの最強ユニット「ザ・ブラッドライン」でWWEマットを支配してきたが、6月にウーソズがレインズに反旗を翻した。今月5日の「サマースラム」ではベルトと「トライバル・チーフ」の座をかけてジェイがレインズに挑戦したが、ジミーの裏切りにあって敗れていた。

 今回のSD(カナダ・カルガリー)では、王者レインズがシコアとヘイマンを従えて登場。「ジミーはどこだ?」とヘイマンに問いかけると、観客席からブーイングを受けてジミーが現れた。さらに大歓声を受けてジェイもリングに上がり、ジミーに対してサマースラムの王座戦に介入し、自身を裏切った理由を問うた。
 
 ジミーによると「ジェイを愛しているからだ」という。意外な答えにレインズは大笑い。ジミーいわく、ジェイが王者兼トライバル・チーフになったら「レインズにみたいに自己中心的で、ウソつきで、人を操るクソヤローになる」ので、ジェイの王座奪取を妨害した…とのことだ。

 なかなか常人には理解しがたい理屈だが、ジェイは首を振り、ジミーはリングを下りてしまった。こうした状況にレインズが文句を言い始めると、ジェイが王者にスーパーキックを発射。さらに弟のシコアにもくらわせた。レインズのスーパーマンパンチを浴びてもひるまず、スピアーにカウンターのスーパーキックだ。続けてスピアーで叩きつけ絶対王者をKO。リングを下りると、ジミーにもスーパーキックを叩き込んだ。

王者レインズ(左)に決別のスーパーキックを放つジェイ(©2023 WWE, Inc. All Rights Reserved.)
王者レインズ(左)に決別のスーパーキックを放つジェイ(©2023 WWE, Inc. All Rights Reserved.)

 ジェイは中継カメラに向かい「俺はブラッドラインを辞める、スマックダウンも辞める、WWEも辞める!」と絶叫。何と突如、退団宣言をぶっ放したのだ。「Vサイン」を掲げたまま観客席に割って入り「ジェイ! ジェイ! ジェイ!」のチャントを浴びながら立ち去ってしまった。

 これを受け、WWEの公式ホームページでジェイのプロフィルが所属選手リストから外され、退団者のリストに移された。WWE殿堂者リキシの息子は一体、どこへ向かうのか?