球児や観衆にも〝エール〟を届けた。第105回全国高校野球選手権記念大会は6日、甲子園で開会式が行われ、歌手で俳優の山崎育三郎(37)が大会歌「栄冠は君に輝く」を熱唱した。

 1番はアカペラで独唱すると、2番はブラスバンドの演奏に合わせて合唱を披露。スタンドからはリズムに合わせて大きな手拍子もわき起こった。

 同曲を作曲した故・古関裕而さんが今年、野球殿堂入り。その古関さんがモデルとなったNHKドラマ「エール」(2020年放送)で大会歌を歌う役を務めたのが山崎だった。2021年の第103回大会でも開会式で歌唱したが、当時はコロナ禍の影響で無観客のスタンドだった。

 今回は大観衆の中、大役を務めた山崎は「今日はいろんな思いが込み上げきました。この楽曲は朝ドラ『エール』で歌わせていただいてその撮影の時を思い出した」と感慨深げに話した。

 甲子園という〝場所〟について問われると「僕も野球少年で小学校6年間やっていて、子どものころ、甲子園に立ちたかった。野球選手ではなく、歌い手として甲子園のグラウンドに立てたのは夢のような時間でした。今日はすべていろんな思いが込み上げてきて涙をこらえるので必死だった」と熱く語った。

 球児に向けては「暑いので水分を取って、健康に気をつけながら、とにかく自分がやってきたことを信じて楽しんでプレーしてほしい。全力で応援します」とエールを送った。