第105回全国高校野球選手権記念大会(6日から17日間、甲子園球場)の組み合わせ抽選会が3日、大阪市内で行われた。夏連覇を狙う仙台育英(宮城)、強打の慶応(神奈川)、激戦区の大阪を制した履正社など強豪校をはじめ、聖地帰還を果たした古豪、初出場6校を含む49代表が熱戦を繰り広げる。真紅の優勝旗を手にするのはどこか。優勝の行方を占った。
本命は史上7校目の夏連覇を狙う仙台育英だ。県大会5試合をエースの高橋煌稀、湯田統真、仁田陽翔の〝150キロトリオ〟を中心に5投手が投げ、わずかに2失点。全国屈指の投手力を完成させた。攻撃力も4番の斉藤陽、斉藤敏哉、捕手の尾形樹人を軸に底上げされ、須江監督が掲げる「2度目の初優勝」に万全の態勢が整った。
対抗は激戦区の大阪をノーシードから勝ち抜いた履正社だ。増田壮、福田幸之介の〝Wエース左腕〟を擁し、宿敵・大阪桐蔭との決勝では福田が3安打に抑える完封劇。打線も〝世代ナンバーワン左腕〟の前田悠伍を攻略し、全国制覇した2019年以来の頂点に向けて勢いづいている。
関東勢なら屈指の強打を誇る慶応(神奈川)が実力上位。センバツは仙台育英に惜敗したが、春季大会を制し、県大会も東海大相模にコールド勝利、決勝では好投手・杉山遥希を擁する横浜を沈めた。決勝弾を放った渡辺千之亮を中心に打線の迫力は大会随一。元プロ選手の清原和博氏の息子・勝児の聖地初アーチにも注目が集まる。
総合力なら広陵(広島)もトップクラスだ。最速147キロの2年生エース・高尾響を中心に堅守が光り、機動力も兼ね備える。打線ではリードオフマンの田上夏衣、高校通算62本塁打の〝ボンズ〟こと真鍋慧がパワーアップして帰還した。4強入りしたセンバツが不発に終わっただけに聖地初アーチに腕をぶす。
今大会の最注目選手は「みちのくの怪童」こと花巻東(岩手)の佐々木麟太郎だろう。すでに早実・清宮幸太郎(日本ハム)の持つ高校通算本塁打数の111本を抜き、史上最多の140本をマーク。県大会は体調万全ではなかったが、184センチ、113キロの巨体から繰り出すパワーは規格外。聖地での記録更新が期待される。他にも九州国際大付(福岡)のスラッガー・佐倉侠史朗、投手では専大松戸(千葉)の151キロ右腕・平野大地が日米のプロスカウトの熱視線を集めそうだ。












