女子プロレス「スターダム」の〝お騒がせ女〟ジュリア(29)が突如、新日本プロレスが管理するSTRONG女子王座取りを表明し、大きな波紋を呼んでいる。目標に掲げた「海外進出」を果たすためには岩谷麻優が持つIWGP女子王座が格好のベルトとなるが、なぜ新設王座に照準を定めたのか――。

 ジュリアは自身率いる「ドンナ・デル・モンド」の桜井まい、テクラと保持するアーティスト王座のV1戦(25日、代々木)で岩谷麻優&葉月&コグマとケージマッチで対戦した。次々と仲間が金網から脱出し、終盤はIWGP女子王者の岩谷と一騎打ちに。金網上での攻防から岩谷を蹴り落とし、無事に脱出した。

 ベルトを防衛したジュリアは「前々からチャレンジしてみたいことがあって。外国に行ってみたい。海外で外国人選手と試合をすることで、いろんなものを吸収して自分自身の価値を高めていきたい」と表明。その皮切りに新日本が米国で展開する「NJPW STRONG」の日本大会(7月4、5日、後楽園ホール)への出場と、5月に初代STRONG女子王者になった米AEW所属のウィロー・ナイチンゲールの参戦を要求した。

 海外マットへの〝通行手形〟としては、ベルトの知名度からもIWGP女子王座の方が最適のはず。だが、ジュリアは「そりゃあ今、私が岩谷麻優のIWGP女子に挑戦すれば簡単に試合が決まって、どっちが勝った、負けたって団体内で終わってしまう。だから新日本の大会で外国人選手とやることで、男子プロレスや世界のファンにスターダムやジュリアをアピールしていける」と、男子団体の試合で新設王座への挑戦を選んだ理由を説明した。

 王者のナイチンゲールについては「ニュージャパンのチャンピオンとして日本に届くような活動をしてるのかな? 正直、私のもとに情報は届いてない」と斬り捨て「私が巻けば日本でも世界でもこのベルトをアピールできる自信がある。今度の7月4、5日でジュリアが禁断の扉を開けて、すべてをひっくり返してみせる」と自信をみなぎらせた。

 同王座の初代王者決定トーナメントには、かねて対戦を熱望する前IWGP女子王者メルセデス・モネも出場した。負傷欠場中のモネについて、ジュリアは「自分の中ではモネのIWGP女子より、ジュリアが持ってた赤いベルト(ワールド王座)の方が間違いなく上だって思ってたから、自分の世界に大物のモネを引きずり込んでやろうって思いはあった。まあ、お互い違うステージでそれはかなえられたらいいな」とニヤリ。

 モネとの対戦を実現するためにも、まずは禁断の扉をこじ開ける。