まさかの2試合連続完封負け…。阪神は10日のヤクルト戦に0―5で敗れ、2日以来の連敗となった。二夜続けて振るわなかったのは、敵の先発投手に手を焼いた打線だった。

 前日はルーキー・吉村に6回まで1安打、この日は逆に43歳の大ベテラン・石川に同じく6回途中まで散発4安打と攻略に失敗。この日は調子を落としていた3番・ノイジー、昇格後はラッキーボーイ的存在でもあった6番・ミエセスの両助っ人に代え、3番に小野寺、6番に井上と右の若虎2枚を据えて臨んだが、そんな一手もハマらず。岡田彰布監督(65)は「まぁ…打たされたというそういう感じやろうな。うまくな…」と首をひねるしかなかった。

 吉村とはすでに今季3度目、石川に限っては、それこそ何度も対戦を重ねてきた。球団OBで野球評論家・柏原純一氏は「相手の球種うんぬんや特徴はミーティングとかで、もう頭に入っているはず。あとは捕手を研究しないと」とし「吉村は新人とはいえオープン戦からもう何度かやってきているし、石川はもう何十年…特定の球への対応が難しかったというのも考えづらい」と、前日の吉村―古賀の若手バッテリー、この日の石川―中村のベテランバッテリーとの〝かけ引き〟で上回る必要性があるとした。

 ベテラン左腕の直球は130キロ台前半。同じ球速でカットボール、120キロ台前半のスライダー、シンカー、さらに110キロ台中盤のカーブと、決して力勝負で打者を仕留めるタイプではなく〝かわす〟ことを真骨頂とするタイプ。柏原氏は、2回の先頭・大山の最初の2球…4回の佐藤輝の2打席目を挙げ「どちらも初球からの『入り』が同じ130キロぐらいの真っすぐ、カット。コースぎりぎりというわけじゃなく、直球系に絞っていたら仕留められるコース。それでも早いカウントから投げ込んできたというのは、捕手が『緩い変化球を待ち』であることを察知してたと思う」と解説。捕手・中村の配球で、虎の中軸勢がことごとく〝裏〟をかかれた場面を指摘した。

 ヤクルト戦は残り17試合とまだ、たっぷり残っている。相手捕手攻略も、今後にむけての重要ミッションとなりそうだ。