首位・DeNAに2ゲーム差の2位につける岡田阪神で、昨年にはなかった〝ある変化〟が起きている。
スタメン組は外国人選手以外はほぼ変わらない顔ぶれも、ここまでで打線がもぎ取った四球数は、リーグダントツの100。28試合を消化時点で早くも3桁に到達、昨年の358をはるかにしのぐハイペースで四球をゲットしているのだ。
中でも目覚ましいのが、近本光司外野手(28)、中野拓夢内野手(26)の1、2番コンビだ。昨季の2人の年間四球は近本33、中野18。どちらかと言えば、早いカウントから積極的に打ちに行くのが持ち味のタイプだったが、今季はすでに近本19、中野12と、シーズンの3分の1も消化していない現時点でも、昨年の半分以上を稼いでいる。
ライバルチームの関係者も「近本、中野の出塁率が、昨年までと今年では現時点でも違う」と、特に中軸の前を打つ2人の出塁率が上がっていることを指摘。近本は昨季の出塁率3割5分2厘から今季はここまで4割超え、中野も昨年の3割1厘から3割5分前後。2人とも、率にして5分近く出塁率を上げてきている要因には、四球での出塁が増えていることが関係している。
常日ごろから岡田彰布監督(65)は打者の好不調を測るバロメーターとして「ボール球を振らないこと」を挙げている。
5―0で快勝した5日の広島戦後も、主砲・佐藤輝明内野手(24)が3回に4号弾を放った後、2打席連続空振り三振に倒れた点に触れ「もうちょっと後の打席も大事に打たなアカンわな。ゲームの中で崩れる可能性があるからな。あんまりボール球とか振り出したら、またおかしくなる可能性あるからな」と注文を出したほど。
リーグ4位の打率2割4分6厘とチーム打率は特出していないなか、総得点はリーグ2位(103)。今年の猛虎打線には確実に〝選ぶ〟習性が浸透中だ。












