〝黒船〟の土手っ腹に規格外の砲弾をブチ込め――。阪神・佐藤輝明内野手(24)が4日の中日戦(甲子園)に「5番・三塁」として先発出場し、3打数1安打1打点。決勝の右前適時打を放つなど3―2の逆転勝利に大きく貢献し、試合後にはお立ち台に上がった。
大山の左前適時打で同点に追いついた直後の8回二死一、二塁で回ってきた第4打席。ここまで力投を続けてきた相手先発・柳の投じたこの日129球目となるチェンジアップを狙い打ち、右前へ。「試合終盤でいい投手から打てたのは良かった」と殊勲の一打を振り返った背番号8は「あの打席は気合が違いました。状態はもう大丈夫です!」と力強く語った。
4月は打率が1割台前半にまで落ち込む大不振に陥っていたが、直近6試合で22打数8安打、7打点、2本塁打。完全に復調モードへ入っただけに、チームの5月攻勢の核として期待が高まる。ここまで辛抱強く起用を続けてきた岡田監督も「チームの柱なんでね。機能してくれている」と試合後は相好を崩した。
次なるターゲットは、球界の話題を独占しているあの超大物だ。プロ入り前から大のメジャーファンだった佐藤輝が今、熱視線を送っているのは、前日3日の広島戦(横浜)で来日初勝利を挙げたばかりのハマの新加入右腕、トレバー・バウアー投手(32)。
「いやー、楽しみっすよ。どんなピッチングをしてくれるか。サイ・ヤング投手ですもんね」と目を輝かせた上で「対戦? それはしてみたいですよね」と不敵な笑みを浮かべる。
バウアーの次戦登板は9日の巨人戦(新潟)となることが現段階では濃厚。そこから来日当初からの〝公約〟通り中4日のローテで回るとなると、14日の阪神―DeNA戦で、黒船は甲子園へ来航することになる。球威、制球、豊富な球種と「すべてにおいてハイレベルな現代の投手を象徴するような選手」とバウアーについての印象を語った佐藤輝。〝超格上〟の相手を前に、ワクワク感が先に出てしまうあたりからも、現在の状態の良さがにじみ出ている。












