新日本プロレスの内藤哲也(40)が、14年半ぶりの参戦となった7日の全日本プロレス大田区総合体育館大会で貫禄勝利を収めた。タッグ戦で宮原健斗&安齊勇馬を沈め〝助言〟を授ける余裕も見せた上で、積極的な継続参戦は否定。その一方で、ホームリングでロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)入りが急浮上している辻陽太について初めて言及した。そこで明らかになった驚がくの事実とは――。

 BUSHIとのコンビで出陣した内藤は、注目の初対決となった宮原と一進一退の攻防を展開。最後は安齊にデスティーノを炸裂させ3カウントを奪った。試合後には「安齊選手の印象がすごく残りましたね。全日本プロレスが将来を有望視しているのがうなずけるようなものは感じました」と振り返った。

 その安齊からは再戦を要求されたが「『何回言ってるんだよ』ってくらい言った方がいいですよ。本気でリベンジしたい思いがあればですけど。SNSも使える時代ですから、いろいろなところで主張し続ければいいんじゃないですか。俺の答えはもちろん、トランキーロですけどね」と余裕の表情を浮かべた。

 一方で積極的な継続参戦には否定的なスタンスだ。「楽しかったですよ、非常に。ただ、久々に上がるから刺激をもらえるわけで、頻繁に毎回味わえるのかといったらそうではないと思うので。あくまで内藤哲也、LIJのホームは新日本プロレスのリングですから」と理由を説明した。

SANADAに敗れたヒロムを抱え、引きあげた辻陽太
SANADAに敗れたヒロムを抱え、引きあげた辻陽太

 加えてホームでは注目の新展開も生まれた。海外遠征から凱旋帰国し、即6月4日大阪城大会でIWGP世界ヘビー級王者SANADAに挑戦する辻のLIJ加入が急浮上しているのだ。辻は3日福岡大会に電撃登場すると、LIJの代名詞でもある胸を2回叩くポーズを披露。SANADAに敗れた高橋ヒロムを担いで姿を消した。

 ところが、内藤は「彼の意思は受け取りましたよ。ただ、俺たちの答えがどうなのかはまだ…。辻はまたすぐにメキシコに戻ったらしいですしね。とりあえず、彼が日本に来ないと何とも言えないので。次に試合するのは大阪城ですか? なら、早くても大阪城以降じゃないですか?」と、肝心の本人とコンタクトが取れていない事実を明かした。あそこまでやって内藤と接触せずに日本を去るとは、まさに制御不能な気もするが…。

 壮行試合の相手を務めるなど、辻に注目しているのは確か。3月に脱退したSANADAの穴埋めをするつもりはまったくないという内藤だが「そんなに甘いものじゃないですからね。実際にSANADAは突き抜けられなかったわけですし、決してオイシイ思いばかりできるユニットではない。ただ、彼の表情を見ていると自信に満ちあふれている感じだったので、たくましく見えましたよね」と熱視線を送る。

 6人目のメンバーは誕生するのか、大阪城決戦を焦らず待つしかない。