全日本プロレス7日の大田区総合体育館大会で、新日本プロレスの内藤哲也(40)が14年半ぶりの全日マット参戦を果たし、貫禄勝利を収めた。
内藤はこの日の大会で「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」のBUSHIと組み宮原健斗、安齊勇馬組と対戦。2008年11月両国大会以来となる全日本のリングで、最高男とスーパールーキーのコンビとの初対決が実現した。内藤がリングに上がると、場内は内藤コールと健斗コールで二分された。
先鋒を買って出ておいて何もしないままBUSHIにタッチするいつもの制御不能節で宮原を翻弄した内藤だったが、いざスイッチが入ると激しいエルボー合戦を展開。変型ネックロック、首筋へのバックエルボー連打からエスペランサを決めると、宮原もブラックアウト(ヒザ蹴り)で応戦と一進一退の攻防を繰り広げる。
BUSHIが宮原に毒霧を浴びせて敵軍を分断すると、内藤と安齊とのマッチアップに。ジャンピングニーアタック、ジャーマンスープレックスと怒涛の猛攻を浴びた内藤だったが、マンハッタンドロップで反撃に転じるとBUSHIのコードブレイカーのアシストからジャックナイフ式エビ固めで丸め込む。これをカウント2で返されると、合体式スイングDDTからデスティーノをさく裂させて激闘に終止符を打った。
業界トップ選手としての貫禄を示した内藤は「14年半ぶりかな? 久々の全日本プロレス、そしていま全日本プロレスの先頭を走っているであろう宮原選手を感じることができて…楽しかったですね。今日全日本プロレスに来て良かったよ。安齊選手っていう若い選手も今日感じることができたので、改めて良かったなと思いましたよ」と高評価。
その一方で「ただ、こんな『良かったな』と言ってられる時点で、余裕があるってことだからね? 結果的にも勝ってますし、次はないかな。残念ながら」と、継続参戦には否定的なスタンスを示した。
試合後のリング上では宮原から「内藤哲也さん。今日初めて会ったけど、俺、アンタのことちょっと好きだわ。またリングで会えるの楽しみにしてるよ。ただ、今日負けたのは俺たちだ。この借りは安齊が返すだろう」とマイクアピールを受けていた。
これに対し、内藤は「もしこのリベンジをしたいのであれば、声に出した方がいいよ。思ってることは口に出さなければ、誰にも何も伝わらない。特に全日本プロレスの選手、大きい声で、いろいろなメディアの前で内藤哲也であり、LIJの名前を出さないと、この声は全日本プロレスファンにしか届かないからね。どこか注目される舞台で内藤であり、LIJの名前を出すことを俺はおすすめしますよ」と〝アドバイス〟。
再び全日本勢と交わる日は果たして訪れるのか――。













