新日本プロレス3日の福岡国際センター大会で行われたNEVER無差別級6人タッグ選手権は、挑戦者のオカダ・カズチカ(35)、棚橋弘至(46)、石井智宏(47)組が鈴木みのる(54)、エル・デスペラード、成田蓮(25)組を撃破し第26代王者に輝いた。

 オカダのパートナーは当初「X」「XX」と発表された。米国遠征中に指名した棚橋は肋骨損傷により欠場となったため、石井智宏が名乗りを上げて1枠が決定。さらに王座戦直前になって棚橋が早期復帰を宣言したため、豪華トリオが結成された。

 試合は肋骨に不安の残る棚橋が狙われ劣勢が続いた。それでもみのるの卍固めに捕獲されると、共闘を拒絶していたはずの石井が救出。棚橋はドラゴンスクリューの連発で窮地を切り抜けた。

 棚橋のドラゴン式張り手が石井に誤爆するシーンも見られたが、一進一退の攻防からオカダと成田の一騎打ち状態となると、挑戦者組の心が一つになる。成田が走りこんできたところに棚橋がスリングブレイドでアシストすると、石井もスライディングラリアートを決めるなど3人で波状攻撃。粘る成田はコブラツイストで反撃を試みるが、オカダはこれを切り返すと変型エメラルドフロウジョンを発射する。最後は渾身のレインメーカーで激戦に終止符を打った。

 試合後のリング上には海野翔太が登場。「パラダイムシフトを巻き起こし、新日本を新しい時代に導くためにはアナタの首が必要です。俺のパートナーも久しぶりに新日本に上がりたくてウズウズしてますよ」とマイクアピールすると、ジョン・モクスリーがビジョンのVTRで登場。6月4日大阪城ホール大会参戦が発表された。これに対しオカダは「クソガキの子守りは疲れたんだよ。ベビーシッターしてるほどヒマじゃないでね。お前の親分にフ〇ックユーって言っておいてよ」と物騒な〝伝言〟を残して挑戦を受諾した。

 ちなみに棚橋は5月21日(日本時間22日)の米・ロングビーチ大会でウィル・オスプレイに勝利した場合、大阪城大会ではIWGP・USヘビー級王座次期挑戦者決定トーナメントの決勝戦が控えている。正式に大阪城で6人タッグの初防衛戦が決まった場合は、ダブルヘッダーの可能性が浮上する。

 ともあれオカダがシングル以外のタイトルを獲得するのは、何と19年目のキャリアにして初めてのこと。「IWGPヘビーやIWGP世界ヘビー〝しか〟取れなかった人間なので。こうやってIWGPとは違うNEVERのベルトを取れてすごくうれしいです。また6メンのベルトの価値を高めていって。世界ヘビーより、こっちの方がみんな気になったでしょ。誰がXかって」と不敵な笑みを浮かべた。

 一方で世代交代をもくろむ成田と海野の新世代2人には辛らつ発言を連発。「成田、試合終わって鈴木みのるやデスペラードに守られて。そんな状況にいちゃ強くなれないよ。過保護すぎるんだよ。そして翔太、お前が出てきた時よりモクスリーが出てきた時の方が盛り上がってんだよ。その意味分かるか? お前ら、まだまだってことだよ。親分の名前で一人前になったと勘違いしてるんだろ」と、どこまでも手厳しかった。